2010年12月30日木曜日

アメリカ人に謙遜

アメリカ人に謙遜は通用しない。

どこかの本で読んだことがあります。
皆さんもどこかで聞いたことがあるのではないかと思います。

たとえば、新しい服を着てパーティーに出かけて行って
「その服、いいねえ」と言われたら、

日本人的には
「いえそれほどでも」
みたいになりますが、

アメリカ人的には
「Thank you」でおしまい。
逆にそうでないと不思議そうに思われるそうです。

日本にいたときに買ったのですが、こんな本があります。
謙遜については32ページに載っています。立ち読みでもしてみてください。
けっこう笑えます。

まあ、謙遜ナシにもだいぶ慣れました。
素直に、そしてためらわずに"Thank you"です。


しかし、なかなか慣れないのが、仕事をしている場合。

ここで、前提として、自分はもうこちらの仕事にも慣れ、
やっぱり学生君たちと違って有機合成(実験)のキャリアが長いので、
実験の早さは全然早いということを述べておきます。
で、2週に1回の教授への報告会のときに誰がどの程度の成果を出したのかということが
みんなで共有されるわけですが、実験が早い私は当然人並よりずっと多い結果を持って
報告するわけです。

で、あるポスドクがやってきていいます。
「Yujiはいつもものすごい量の実験量だなあ。」
毎週のミーティングごとに言われます。
当初は「いや、大した量ではない」と言っていたのですが、
これを言ってもあまり意味がないということに気付いた。

なので、次の答えは、一歩譲歩?して、
「いや、ポスドク君は就職活動、学生は授業とかテストとかたくさんあって忙しそうなのに、
ボクは実験しかやることがないから時間がたくさんあるんだよね。」といってみた。
ボクの実験量は多いことを認めたうえで、一歩譲歩です。
(この時点で日本人的にはすでに「うっとおしい」とか思われる可能性大ですが)

それに対する答えにびっくり。



"Right."



ええ???

そこで、すんなり同意しちゃいますか。
私の目から見れば、学生君、ポスドク君は休みが少ないとか、次の報告会までの期間が短いとかブーブー文句を言いながら、サボりサボり実験しているようにしか見えないのに、
言うことだけはいっちょ前です。
しかも、堂々と"Right."
さすがにコケそうになりました。

なので、やっぱり謙遜することには意味はなく、
「なんなら実験のやり方を教えてやろうか。教えてほしいなら。」くらいのことを
言ってやらないと、だめなのかもしれないなーと思った次第です。
(まだそうは言っていない)

いやはや、こういうときの対応はいまだに慣れません。

2010年12月29日水曜日

51セントのお土産

先日の旅行で発見したものを紹介します。


51セントで買えるお土産です。
原料は写真右上の1セント玉。

観光地にいくと、人気のないところにひっそりとメダル製造機がたたずんでいることがあります。 25セント玉2枚と、1セント玉1枚を入れて、ハンドルをぐるぐる回すと、
1セント玉がプレスされ、上のような記念メダルみたいになります。

アメリカではお金をつぶしてもOKなのです。
25セント2枚はコインをプレスする代金、で1セントはメダルの原料ということです。
きれいな1セント玉を使うと、きれいなメダルができます。

ちなみに一番左上は、Zion国立公園でたまたま話をしたおじさんがくれました。
HIKE!と書いてあります。
下段の2つはラスベガスで入手しました。
お金持ちなホテルがクラシックカーのコレクションをもっていて、そこで見つけました。
上段中央はなんとBostonで発見。NBAのBostonセルティックス本拠地TDガーデンで見つけました。
ちょっと見にくいですが真ん中にセルティックスのマスコットキャラクターが。

このメダル、調べてみると「スーベニアメダル」というそうです。
このスーベニアメダル製造機を作っている会社のHPもあったりします。
(あまり有益な情報がありませんが。。。)

かさばらず、安くて、しかも現地に行かないと手に入らない。
どこかに出かけた記念にとてもいいお土産(自分向け、ですけど)だと思います。

2010年12月26日日曜日

学校で習わなかった便利な英語表現 その8 I can make it.

I can make it.

作れます。ではありません。
たとえばパーティーがあるけど、来れる?と聞かれたときに,
いけそうなら 「I can make it」です。

そこでmake?という気がしなくもないですが、
みんな当然のように言っています。
しらなかった。

秘書さん

アメリカの一般的な会社で働いたことがあるわけはないのですが、
いまの学校と、こないだ少しだけいってきた会社、
どちらを見ていても、いわゆる秘書さんみたいなひとには、
比較的高齢の女性が多い気がします。

日本的な秘書さんといったら、
結構若くて見た目重視みたいな(偏見かもしれませんが)人が一般的に想像される気がします。

でも、少なくとも私がちょこっと見てきた範囲ではそういう人をあまり見かけません。
なんでかは、分かりません。

学校で習わなかった便利な表現 その7 Keep in touch

とても便利な表現です。
メールの最後とかにつけて、
今後もよろしくみたいに使います。

ところで、これに対する便利な日本語表現がいまいち思いつきません。

「連絡してね。」

とか。

「これからも連絡を取り合おう。」

とか。これって、あんまり使いなれないような気がしませんか?

その点、Keep in touchはとても便利です。

大学教授の仕事

日本でもそうなのかもしれませんが、多くの研究室では研究室のパーティーとか旅行があります。
ほぼ教授の一存で決まっていて、旅行はなしで、その代わりもう少しな頻度でグループの飲み会があったりするのもあります。

うちの研究室では1月にwinter partyが、そして6月にはgroup tripがあります。
費用は教授もち。旅行といっても日帰りでボストン近郊ですが、
去年は船を一隻2時間ほど貸し切ってクルージングなんかやっちゃってました。
結構お金かかっていると思います。

もうすぐやってくるWinter partyは文字通りパーティーです。
大学院生が料理やお酒を調達し、みんなで食べて飲んでします。
料理も結構ちゃんとしたもの(”ケータリング”いって、レストランみたいなところから
持ってきてくれる)で、去年のはとてもおいしかった。
もちろん教授、秘書さんも参加です。
そして、家族、ガールフレンドの参加もOK。このあたり、ほんとに助かります。
おかげでヨメも研究室の人たちと友達に慣れて、英語の練習にもなります。

こういったイベントは、どうも、普段働いている大学院生やポスドク君たちへのねぎらい、の意味があるっぽいです。そして、みんなとても楽しみにしている行事です。

有名大学の教授といっても、学生やポスドク君にある程度気を使っておられるのかと思うと、
これは大変な仕事だなあと思った次第です。

ネバダ州の税金


旅行に行ったときにメモっておいたのにブログに書き忘れていたのをアップします。


ラスベガスのあるネバダ州。
アメリカで唯一カジノが合法となっている州です。

ただ、カジノの収入の一部は州に収めることになっているそうです。
が、その額が大きいため、この州では一般市民も、会社も、税金がかかりません。
タダ、です。

今回グランドキャニオンのツアーガイドのお兄さんはラスベガス在住だそうで、
カジノに来て負けてくれる人が代わりに税金を払ってくれていると言っていました。

ちなみに会社も税金がタダ。なので、本社だけラスベガスにおいて、
実際は主にほかの州で商売をする、という会社が多いそうです。
パナマ船籍の船がおおいのと一緒ですね。

What's up


What's up?と挨拶代わりに行ってくる人が結構います。

ちなみに、これに対する回答は

What's up

とか

Not much.

とか

Nothing.

とか

冗談ぽく言うと

Not too much.

とか

Absolutely nothing.

とかなったりします。

学校に試薬なんかを運んできてくれる配達のおじさんが、
実験室のドアのところにやってきます。
鍵がかかっているので中から開けるとそのおじさんはいつも一言
"What's up"
といって荷物を渡してくれます。

直訳すると、「どう?なんかある?」みたいな感じと思われるので、
そう考えると、荷物を持ってきてくれたからドアの鍵を開けたわけであって、
そこで、そっちから"What's up"ではいう人が逆ではないか、こちらのセリフなのではないか、と思うわけです。

さて、この話を、英語の語学学校に通うヨメにしてみたところ、「そんなこと言う人はいない」とのこと。

そうか。ちゃんとした語学学校にはそういう人はいないのか。
ということは、どうやらスラングっぽいです。
適切なのかわかりませんが、おそらく日本語でいうところの「オッス」くらいの意味に近いのではないかと思われます。

うーん。「オッス」。
とてもしっくりきます。

ちなみに、たとえば学校で友達に名前を呼ばれた時、
"Yuji!"とやってきたとき、「はい」と答える。
こんなときにも "What's up"が使えます。
でも、これは学校でとか、友達の間でしか使えません。
たとえば、ビジネスの場面ではだめです。
基本「オッス」はあり得ません。

なので、そういうときは"Yes"と答えましょう。

英語のスピーチ

英語を勉強するのによい教材といってよく紹介されるのが有名人の英語スピーチ。
たとえばアメリカの大統領就任演説なんかは結構話題になって
その都度英語の教材が出版されたりしますよね。

高校の時にSpirit of Americaというアメリカの偉人の伝記みたいなのを
教科書として使っていて、そのなかにキング牧師が入っていました。
あの有名な “I have a dream"の演説です。
なんでも有名だから覚えなさいみたいなことになって、一生懸命覚えた記憶があります。
おかげで今でも大部分覚えていたりします。

こういった有名な演説はインターネット上で無料で手に入ります。
GoogleとかYou tubeで検索するとすぐに出てきます。

基本的にこういった英語にはスラングは出てきません。
なので、安全な英語だと思います。
そういう意味でもよい教材なのだと思います。

最近知った名演説がこれ。
アップルコンピューターを作ったスティーブジョブス氏が、
スタンフォード大学の卒業式で話した講演です。
Stay Hungry, Stay Foolish.
全文はこちら。
しゃべりは早いですが、とても分かりやすい発音で聞きやすいです。

それから、アップルコンピューターといって思い出したのが、
最近スーパーで見かけたmacintosh apple.


残念ながらあまりおいしくないリンゴでした。

2010年12月25日土曜日

世界のクリスマス

今日はクリスマスです。

去年も書いたとは思いますが、驚くほどほとんどの店が閉まってしまいます。
スーパー、レストランはもちろん、ところによっては
スタバとかダンキンドーナッツまで閉まってしまいます。

さすがにMITの研究室も基本的にお休み。
研究室の皆さんも休みを取って国に帰ったりします。
それでも微妙に時期をずらして帰る人もいます。
なんでなのか聞いてみたら、どうもずらして帰る彼の宗教ではクリスマスは25日ではないらしい。
彼のクリスマスは29日くらいだと言っていた。
どうもキリスト教の一宗派らしいのですが、そんなのがあるとは知らなかった。

2010年12月20日月曜日

たった今雪が降り始めました(20日午後1時)。
夜中に少し降ったりしているので初雪ではありませんが、
昼間に降るのは今年初めてではないかと思います。

「そうだったのかアメリカ」 池上 彰 著

先日旅行に行ったときにロサンゼルスの紀伊国屋で本を買いました。
 

「そうだったのかアメリカ」 池上 彰 著

今日本で流行っているという噂の池上彰さんの本です。
アマゾンの書評を見るといろいろなご意見があるようですが、
非常にとっかかりやすいという意味でいい本だと思います。

こちらに来てすっかり本(一般書)を読まなくなってしまいました。
紀伊国屋のインターネット店があって、こっちでも買おうと思えば帰るのですが、
いまはちょっと時間があまりないのと、
実際ちょっと立ち読みしてみないといまいち読もうかなあという気がしない
というのが原因です。

ともあれ、「そうだったのかアメリカ」、
これ1冊で完璧、というわけではありませんが、
分かりやすくて参考になる本だと思います。

2010年12月16日木曜日

ボストン(Cambridge)の天気

ブログをパワーアップして、
今日の天気が表示されるようにしてみました。
これで、こちらの雰囲気がもう少し伝わるのではないかと思って。

あまりパソコンに詳しいわけでもないのに、
適当にやったらできてしまう。
ホント便利な時代になったものです。

2010年12月14日火曜日

冬本番

最近冷え込みが厳しく、
今日はとうとう最高気温が氷点下です。
最高-2℃、最低ー7℃。
先週すでにチャールズ川が凍っていたそうです。

今日のボストンの天気はこちら。

この寒さ、何かに似ているなあ、とおもったら、
スキー場での寒さでした。

あの寒さは、スキーをしているから耐えられるのであって、
普通に生活しているなかでこれだけ寒いのはイヤです。

去年のボストンは、暖冬だったそうです。
あんなに寒かったのに。。。

2010年12月12日日曜日

Oreo

日本でもおなじみのナビスコオレオ。
いろんな種類があります。

たとえば、Double Stuff。
クリーム2倍です。

それから、Golden なんとか。
ココア?で黒いはずのクッキーが普通の黄色のクッキーで、それでGolden。
これも結構おいしいです。

それから、ミント味の(なぜか緑色の)クリームが挟まったものもあります。
(食べたことはない。)

そして、さすがアメリカと思わせるものを発見。
なんと、アメリカンフットボール型です。

そして、なぜか中央にTouch downの文字が。
が、残念ながら味は同じです。

うちっぱなし

ボストン郊外にある、何と言ったらいいのか分かりませんが、
遊園地みたいなところに行くことがありました。

バッティングセンターとか、バレーボールのコートとか、
パターゴルフのコースとか。
おなかがすいたらバーベキュー。
車でしか到底いけそうにないところなのに、
バーがあったりもします。
おそらく、家族向けの行楽地、みたいなところです。

さて、そのなかで驚いたのがゴルフの打ちっぱなし。
なんと、囲いがありません。




大自然に向かって打ちまくりです。
いったいどうやってボールを回収しているのか不思議です。

海外の就職活動

ポスドクの人たちが就職先を探しているという話は前に書いたとおりです。

今回は、彼らの面接の様子について、彼らから聞いた話を書きたいと思います。

基本的にインターネットを使ってエントリーするみたいです。
そして、応募の書類と履歴書に教授の推薦状を添えて送り、書類選考に入ります。
無事書類選考を通れば、interviewに招待されます。
「面接」は”interview"です。
ちょっと日本語のインタビューとは感覚が違います。
ちなみに交通費は会社持ち。
ヨーロッパのポスドクがヨーロッパの会社で面接を受けに帰る時も、
飛行機代全部出ます。

よっ。太っ腹。

さて、インタビューでは、これまでの研究の成果をまとめたプレゼンを1時間ほどやって、
質疑応答などをします。でも、もちろんそれだけでは終わりません。
面接官として会社のいろんな部署の人がやってきては短いセッションを繰り返し、
実際に配属を希望している部署のメンバーの働いている所まで行って
将来の同僚となる可能性のある人たちと話をしたり、
いっしょにランチをしたりしてべったり2~3日かけて候補者をみて、
会社側は採用するかどうかを決めるようです。

あるポスドク君は、このランチが苦痛だと言っていました。
たしかに、見ず知らずの人と、いわゆる雑談をしなければいけない。
しかもその時の様子が採用に影響するかもしれないと思ってしまうと、
結構おちつかないなーと思います。

が、これだけ長いプロセスを経るのも、よく考えてみたら当然です。
これはヨーロッパの場合ですが、あるポスドクがいうには、
もし採用されたら、基本的に3人のテクニシャンを下につけられて、
研究を進めることになるそうです。感覚的にはいきなりプチ管理職みたいな感じでしょうか。
そうなると給料も相当もらえるだろうし、
会社側も採用にものすごいエネルギーを注ぐのもうなずけます。
 
私の知る限り、日本の会社の特に新卒採用の場合は、
たいてい研究者の前での研究成果の発表と、人事の人との面接と、
程度だったと思います
(私が就職活動をしたときはそうだった)。

ポスドクの就職活動は、即戦力を採用するという意味で、どちらかというと
日本で言う中途採用に近いと感じます。
なので、日本の新卒採用とは違うのだと思います。

同僚となる可能性のある人とあって、その人となりをみておくというのはいいと思います。
たとえ短時間であっても、そのときの印象って、結構大事だと思います。
仕事ができるかどうかも大事ですが、 同僚としてアリか、ナシか、も大事だと思います。

というわけで、ポスドク氏たちは、じっくりと長いinterviewを経て、
運が良ければポジションをゲットできるのです。
本業の研究の傍ら、相当のエネルギーを注ぎ込んでポジションをゲット。
ポスドクというのは本当に大変な仕事だと思います。

英語は便利な言語

いまさらながら英語は便利な言語だと思います。
今の研究室はネイティブイングリッシュスピーカーは半分ぐらいで、あとは英語は第二外国語です。
こんなメンバーで、英語がなければ会話は成立しません。
また、英語という言語があるからこそ、
英語さえできれば、(日本語に比べて)より多くの人と意思疎通ができる可能性がぐっと高くなるわけです。

たとえばお隣の韓国。
韓国語は勉強したことのない日本人には基本的にはちんぷんかんぷん。
また、彼らにとっても日本語はまったくわからないと思います。
でも、お互い英語を知っていれば、意志の疎通は容易です。
ほんとに便利だなーと思います。

さて、ほかにも英語が便利な場面が最近ありました。
それは、アジア系食材を扱うスーパーで買ってきたインスタントのおかゆを食べようとしたときです。
ベトナムの食べ物っぽい感じ。

ちょっと興味を持って購入。一袋39セント。激安です。
フリーズドライと思われるゴハンが調味料といっしょに入っています。
お湯を注いで完成。と思われます。


が、最初袋の後ろを見たら、何やらアルファベットでない文字がうねうねと並んでいます。


絵があるのと、幸いにも数字が書かれているのでほとんどは分かるのですが、
もしややこしい手順だったりすると無理です。

とおもったら、下のほうに英語での作り方も書いてありました。
アメリカ向けの製品っぽいので当然と言えば当然ですが、
でも英語があるとほんとに便利です。

ちなみにこのおかゆ、完成するとこんな感じ。
パクチーが効いていて結構おいしいです。

Good afternoon

学校で習ったのに使わない英語、に気付きました。
それがGood afternoonです。

いつでもHelloとか、Hiとか。

アメリカ人に聞いてみた。

すると、彼によると、Good afternoonを言わなくなったのは、電話が普及してからのことらしい。
アメリカ国内には時差があります。西と東で3時間。
そうすると、たとえばボストンで午後1時にロサンゼルスに電話すると、
ロサンゼルスはまだ午前10時なのです。
なので、ボストンでのGood afternoonは
ロサンゼルスの人にとってはおかしなものになってしまいます。
ということで、電話が普及して以来、まぎらわしいGood afternoonはあまり使われなくなったそうです。

あくまでも1つの説らしいですが、なかなか説得力があります。

2010年12月8日水曜日

Doodle

Doodleというものがあることを知りました。
グループの旅行の日程を決めるために大学院生が使っていました。

使い方はかんたん。Webサイトを開いてSchedule event ボタンを押して始めます。
eventの候補日をいくつか選択してeventを設定します。
すると、そのイベントの名前のページがWeb上にできます。
出席者の名前はここでは入れる必要はありません。

設定が終わったら、そのページのアドレスを参加者にメールで送ります。
参加者はそのeventのHPにアクセスし、自分の名前、予定(OKまたはNG)をクリックして記入、更新します。
全参加者の予定が1つのページに書き込まれていくので、そのつど返信のメールを受けることもなく、
誰がいつ都合がいいのかが一目瞭然。
エクセルファイルを使って同様のことをすることも可能ですが、
Web上にあるファイルを使うことがミソです。

こないだこれを使ってみたくて、
学校の宴会の日程調整に使ってみました。
2日ある候補日のなかから1日を選ぶだけだったので大したてまではなかったのですが、
それでも11人の予定を調整するのにはとても便利でした。
メールで出欠をとったら11通のメールが届くことになります。
これを使えばそういうこともなくなります。

確かMicrosoft Outlookにもそんな機能があったと思いますが、
Outlookユーザーでなくても誰でも使えるのもいいところです。

ちなみに、タダっぽいのですが、どういう仕組みで運営されているのかは
よく調べていません。
そのうち調べます。

2010年12月1日水曜日

学校であまり習わなかった便利でもない英語表現 その2

retire to bed; 就寝する

go to bedの書き言葉的表現で、
「ご就寝なさる」くらいのイメージでしょうか。

決して役には立たないと思いますが、
しらなかった。



dismantle; 解体する。取り壊す。

あるポスドクが、水素ボンベについたレギュレーターを取り外したいと言ってきたので
教えてあげることになったのですが、そのときに
”how to dismantle..."
と言われたので、意味は分ったけど、何だそれはと聞いてみたら
教えてくれました。

どうも軍隊とかでよく使ったりするとか、精密機器みたいな複雑なものを分解するときに
使う単語だそうです。

調べてみるとこんな使い方が。

dismantle nuclear weapons
核兵器を廃絶する

新聞なんかに出てきそうです。
でも、彼は言ってました。
こんな単語知らなくても問題ないよと。

ということで今日はあまり役にも立たない英語でした。

2010年11月26日金曜日

アメリカの研究室でのポスドクポジションの獲得方法(有機化学系) 補足

説明が少し足りませんでした。

前にもこのブログで紹介しましたが、
ポスドクには2種類の採用形態があって、、

インタビューを経て採用される人と、
インタビューなしで採用される人(書類選考)と

があります。

インタビューがあるのはアメリカ大陸在住の人がほとんどで、
日本からの応募者がわざわざやってきてインタビューを受けるというのは
今のところ聞いていません。

そういったアメリカ外在住の人はおそらく書類選考になるのだと思います。
そして、もちろん優秀な経歴を持っていることも大事ですが、
お金を持ってくるということも大事なのです。
というか、地理的にインタビューが難しいこともあって、
お金を持ってこれるということから、彼はそれなりに優秀でしょうと判断する、
ということではないかと思います。

2010年11月23日火曜日

アメリカの研究室でのポスドクポジションの獲得方法(有機化学系)

インターネットでいろいろみていると、
アメリカでポスドクポジションを取りたいのだがどうしたらいいのだろうかという方が
いらっしゃるようです。
なので、その方法について私の観察結果を書いてみようと思います。

前にも書きましたが、有名研究室でのポスドクポジション獲得は容易ではありません。
ものすごい倍率です。

基本的にアメリカ大陸在住で応募してくる人は、インタビューを通過しなければなりません。
研究室にもよると思いますが、うちでは研究室のメンバーと教授の前で40分くらいプレゼンをして
質疑応答をします。プレゼンはたいてい午前中で、午後は研究室を見学し、
ひとりひとりと話をしてまわるのが一般的です。

さて、本題。
どうすればポスドクとして採用されるか。
それは、お金を持っていくことです。
日本で財団とかの奨学金とかを確保して、
「給料は奨学金で賄えるので要りません」といって、応募するのがいいと思います。
教授にしてみたら、ドクターを持っている労働力が無償で手に入るわけです。
こんないい話はありません。
試薬とか溶媒とかガラス器具とかは必要ですが、
それでも人件費タダは魅力なのだと思います。
ちなみに、ほかではどうかわかりませんが、MITではポスドクの給与の最低金額が決まっています。
なので、その金額以上であることも大事です。

あとは、タイミングも大事です。
たいていの研究室では1年先まで次のポスドクのやってくる予定がほとんど決まっています。
なので、たとえお金を持ってきても、空きがなければ入れません。
そのあたりは、さすがに運だと思います。
どうしてもこの研究室がいい、というのであれば、
早めに応募してポジションを確保されるのがよいと思います。

補足参照

というのが私の観察の結果です。
ただ、もしかしたら他の研究室では違うのかもしれません。
また、たとえば生物系になるとまた違うのかもしれません。
あくまでも、有機化学系のある研究室ということでご理解ください。

2010年11月21日日曜日

英語が通じない理由

今の研究室のボスは、とても丁寧な英語を話されます。
やはり、教授ともなるとそのあたりは気を使われているのではないかと思います。
しかも、偉そうなことも全くおっしゃりません。
なので、彼の英語はとても参考になります。
みんなはこういうけど、先生はこういう、みたいに比較ができるし、
先生の使う英語を使っておけば、おそらくたとえばビジネスの場面でも失礼な表現になることはないものと思われます。

ただ、ひとつ困ることは、イディオムを多用されることです。
ネイティブスピーカーですら知らないようなイディオムを使うこともあるので、
ネイティブスピーカーではない私にはちんぷんかんぷんです。

たとえば、"an elephant in the room"
どういった場面でおっしゃったかは忘れましたが、
これは、みんな気付いているのに誰も口にしない、という意味です。
想像してみてください。
部屋の中に象がいれば全員気づくはずです。でも誰もそれについて口にしない。
そういう状況のことを表わすそうです。

で、もっと困るのが、そういったイディオムを使われたときに
よくわからないので、聞き返すわけです。
そうすると、そのイディオムを
A N   E L E P H A N T   I N   T H E   R O O M
とゆっくりとおっしゃってくださるのです。
私が分からないのは、何と言ったかはなくて、そのイディオムの意味なのです。

もちろん先生に文句を言っているわけではなく、お互いの分からないところが分かりあっていないと、
これまた会話が成立しないわけです。

ということで何が言いたかったかというと、
英語が通じない理由は単語を聞きとれないから、だけでなく、
使っている表現が分かりにくいということもあるのです。

まあ、当たり前のことですが、改めてそう思った次第です。

Dim Sum

ボストン(というかMIT)には大勢の中国人がいます。
ポスドクだったり、大学院生だったり。
で、もちろんボストンには中華街があります。

シカゴからやってきた友人の話によると、シカゴにももちろんチャイナタウンがあって、
アメリカの主要都市にはたいていチャイナタウンがあるそうです。
やっぱり、人数が多いから、だとおもいます。
ボストンでは日本人は少数派なので、日本人用スーパーマーケットやレストランはあっても、
日本人街はありません。
先日ロサンゼルスに旅行に行ったときに立ち寄ったリトル東京
アメリカでも特に日本人が多いところに行かないと、
こういうのはないようです。

それでも、アメリカのレストランよりも比較的なじみのある中華料理が食べられると、とても助かります。
なんか、サンドイッチとか、ハンバーガーって、飽きちゃうんですよね。ボク。

先日、日曜の昼にチャイナタウンに行ってきました。
目的は、Dim Sumです。
Dim Sumは飲茶のことです。
たいてい広い大食堂みたいなところに通されて着席します。
すると食べ物が載ったワゴンを押しながらおばちゃんがやってきて、何がほしいか聞いてきます。
で、あれとか、これとか言ってほしいものをとります。
その時におばちゃんが会計のためにしるしをつけていきます。
好きなだけ食べたらお会計。
これがものすごく安い。
今回は4人でおなかいっぱい食べて税込$35。
やすい。
物価の高いボストンでは考えられないくらい安い。
一般にチップは1ドルを置いていけばいいらしいので、それでも一人10$です。

しかも、あまりまずい、という店は聞いたことがありません。
きっと競争が激しいからだと思います。

ちなみに、友達に中国人がいたら、ぜひ一緒に行くことをお勧めします。
店員のおばちゃんとかお兄ちゃんは基本中国人で、
どうも皆さんそれほど英語が得意ではなさそうなのです。
なので、「こういうのが食べたい」とか、「これなに?」とか質問するのに、
中国語がしゃべれる同伴者がいたほうが便利なのです。
また、彼らはものすごい勢いでまくしたててきます。
日本人は押しに弱い(とおもう)ので、それをせき止める何かがあったほうが
安心して食事に専念できます。

ポスドクの就職活動3

今週も忙しかった。
ようやく週末なので更新です。

Ph.Dをとったあとの大学院生はどうするのか。
今回はあくまでも化学系(とくに有機化学)の場合です。
というのは、学問が違うと、事情が違っているようなのです。
たとえばバイオ系ではPh.Dをとるのに化学系よりも1-2年多くかかることが多いらしく
(実験の待ち時間が長かったりすることに由来する。らしい。聞いた話)
その場合はポスドクなしで助手になったり、就職したりするそうです。

で、化学系ではPh.Dを取った後、違う大学で2年間のポスドクをしてから就職するのが一般的です。
日本ではポスドクは昔よりは増えているようですが、あまり一般的ではありません。
たいてい博士号を取ったらすぐに就職していきます。

しかも、前に書いたように、ポスドク君は、基本的に居心地が悪いのです。
先の保障もなければ給料は安い。
自分の独立した研究ではないので、基本は教授の方針に従って他人の研究をすることになる。
そこで結果を出さないと肩身の狭い思いをするし、かといって就職活動もしなければいけないし、
できれば面接を受けて奨学金とかをもらったりもしたいわけです。

なのに、みんなポスドクをする。
なので、聞いてみた。
「ポスドクしないで就職したらいいのに」

すると、彼らの言い分は
「ポスドクはrequirementだから仕方ないんだよね」だそうです。
CVにその経験があるかないかで、その先が違うと皆さんは考えておられるようです。
たとえばカナダからきたポスドクがいうには、
「やっぱりMITでポスドクをした」とう経験がある人とない人を(もしくはポスドクをしたけどそれほど有名でないところだったりする)比較した場合、採用される可能性が全然違うそうです。
なので、有名大学の有名教授の先生のところでポスドクをすることが非常に重要なわけです。
そしてあわよくば論文も出しちゃったりできると、なお良し。
あ、それから、大学院の生活はとても忙しく、就職活動をする時間がない、とも言っていました。

うちの研究室から卒業した2人の大学院生。
一人はスタンフォードでポスドク。
もう一人は少し変わっていて、私立高校の先生になるということで就職。でした。
その前の年の大学院生2人は、2人ともポスドクをしていて、アメリカのほかの大学で働いているようです。

ポスドク期間は決まっていません。
その時の契約にもよりますが、1年から3年程度が一般的です。
そして、その間に職を得て、晴れて自由の身?になるのです。

ちなみに、セカンドポスドク、サードポスドクといって、ポスドクを繰り返して
研究室を渡り歩いて行く人もいます。
たいていは助手とかの希望のアカデミックポジションがなかったために、
ひとまず他でポスドクをして、という風になるようです。
でも、一般的に2ヵ所、3か所でポスドクをする人には、たいてい何か問題がある、
と皆さん思われているようです。
もちろん、「もっと勉強したい」と言ってポスドクを続けている人もいるのだとは思いますが、
基本的には「浪人」みたいな思われてる感じです。
ちなみにポスドクポジションは(超有名研究室でないかぎり)比較的簡単に得られるようです。

ただ、有名研究室では話は別です。
うちの研究室の教授のところには年間500通のポスドク申し込みがメールでやってくるそうで、
そのうち面接に来ているのは年間12人とか、それ以下のような気がします。
つまり40倍の倍率。
いいポジションをとるというのは、就職活動くらい大変なのです。

話がそれた。

そういうわけで、ポスドクの間での話題はよく就職活動の話になるのです。
「キミは職があっていいよな」、とみんな言いますが、
まあ、隣の芝生は青く見えるというやつではないかと思います。
立場が違うと、いろいろ違った問題があったりするのだよ。と思いつつ、
そんなことをクドクドといったりすると「何だこのオッサンは」と思われそうなので、
知らん顔をするようにしています。

こないだあるポスドクに試しにクドクドと言ってみた。
すると、こういうことを英語で説明するというのがとても難しいということに
話し始めてから気がついた。

・・・しまった。

ということで
(もちろんみんなではありませんが)
ポスドク君はわが身の不幸を嘆きながら、
日々仕方なく実験をしつつ、就職活動をするのです。

2010年11月13日土曜日

ポスドクの就職活動2

最近忙しくて更新が滞っていました。

さて、就職活動の続きです。

ポスドクを終えた人がみんなアカデミックに就職するわけではありません。
そもそもアカデミックにはそんなに枠がありません。

どれくらいの比かは正確には分かりませんが、半分くらいは企業に就職するようです。
さすがMITだけあって、皆さん超大手企業を希望されています。
製薬会社ならノバルティス、メルク、ファイザー、アボット。
化学会社ならダウ、BASF、シェブロン、BAYER、などなど。

すごいなー。

もちろん簡単には採用してもらえません。
ある人の父親がノバルティスで働いていて、彼によると、
Chemistは年間10人しかとらないのに、応募は5000人あるそうです。

。。。

これは、相当できる人でもおとされる可能性大です。
もちろん今が不景気だからというのも関係しているとは思いますが、知らなかった。

ちなみに隣の研究室のポスドク氏が最近ボストンのノバルティスに就職しました。
かれ、相当すごいんだなーと今になって思いました。

さて、ポスドク君一般の話です。
彼らは1回のインタビューでオファーを受けることはめったにないようです。
やっぱり何社も受けて、ようやく内定をもらうようです。
なので、アメリカ在住、アメリカ人でアメリカで就職しようとする場合は比較的
自由に多くの会社を受けることができますが、
たとえばヨーロッパからポスドクをしに来ている人なんかは大変です。
アメリカで就職するならグリーンカードを取らなければ難しいし、
ヨーロッパで就職するならインタビューの度に帰らなければいけません。
もちろん、ポスドク君なので、普段実験をして、成果も出さなければ居心地が悪かったりするのです。
そもそもポスドク期間中に有名研究室で論文を出して、
箔をつけようという意図があったのに、就職活動に精を出して
そのために本業がおろそかになっていては本末転倒のような気がします。

それでも、やっぱり大変そうです。
自分が就職したときは就職氷河期(入社は2002年4月、内定をもらったのが確か2001年の4月くらい?)
だったのですが、それでもそこまで大変だったような気はしません。

ちなみに、彼らは「内定をもらった」とは言いません。
「オファーを受けた」と言います。
そして、「オファーを受諾する」みたいに言います。
あくまでも、対等か、むしろこっちが立場が上、みたいな感じに聞こえます。
これも考え方の違いなのでしょうか。

就職活動は、こんな感じですかね。

そういえば大学院生がPh.Dをとった後どうするかについて
書いていないような気がします。
では次回はそれについてかくことにします。

2010年11月7日日曜日

ポスドクの就職活動1

海外で有機化学系の研究をしている人は、大学のドクターコース(4卒の後に5年のプログラムがある。日本で言う修士2年+博士3年みたいな感じ)を終えたあと、普通は2年くらいポスドクとして研究を続け、その傍ら就職活動をして行き先を決めます。

とくにアメリカ以外でドクターを取ったひとで、学校の教授になりたいような人はアメリカでポスドクをして人脈とか、知識とかを身につけてまた母国に帰るわけです。
また、ドクターをとった大学から外に出て研究をするということで、
外の世界を知る、という意味でも他の大学、国でポスドクをするのが理想的のようです。

ポスドクの身分は心地いいものではありません。
給料も安いし(アメリカでも年間40000ドル程度)、先の保障もない。
一刻も就職先を決めて、大手をふって出ていきたいわけです。

ドクターまで行くのならやっぱりアカデミックポジションを狙っているのかというとそうでもありません。
基本は興味があるみたいですが、なかなかいいポジションは簡単には取れないようです。

あるポスドクが言っていましたが、
「有名大学でアカデミックポジションをとるのなら、有名大学でドクターを取っておかないとだめだ」そうです。
たとえば、MITで助手になりたいとおもったら、少なくとも同等以上の大学、たとえばハーバード、スタンフォード、
シカゴ、カリフォルニア工科大学、コロンビア、スクリプス研究所などを出ておかないと、なかなか難しいそうです。

どこまでほんとかは分かりませんが、
たしかに現在の有名大学の教授の経歴を見ていると、
立派な大学でドクターを取られていることが多いようです。

ともあれ、みんなせっせとアカデミックポジションに応募し、
面接のチャンスをもらえれば大学に出向いてプレゼントか面接とかをして

ちなみに、(当然かも知れませんが)このときにproposalといって、
今後ポジションを得ることができたらこんな研究をしてみたいということを
まとめた文書を作って、それを説明するわけです。
この辺りが、会社の就職とはちょっと違います。

今回はひとまずここまで。
次回は会社への就職活動についてです。

2010年11月1日月曜日

学校であまり習わなかった便利な英語表現 その6

久々の英語の時間です。

I can't make it.

今日のパーティーに来れるかという質問に対する答えがこれ。
「つくれません」ではありません。
「これない」という意味です。
文脈から分からなくはありませんが、
私の記憶の限り、学校で習った覚えはありません。
でもみんなよく使っています。

使うことに慣れれば、おそらく便利な表現だと思います。

2010年10月30日土曜日

芽キャベツ

おいしいです。
半分に切って、バターでいためただけでもおいしいです。

こんな風になってとれるとは知りませんでした。


いつか栽培に挑戦してみたいと思います。

近所にある会社

現在の自宅の周りにはたくさんの製薬ベンチャー企業があります。

先日気付いたのですが、うちから徒歩1分のところに、Takeda Milleniumがあります。
普通のビルで、上の方が実験室みたいになっています。

あ、こんなところにあるのか、とおもって。
いや、ただそれだけです。

旅行5

ラスベガスでゆっくりして最後にロサンゼルスに1泊だけしました。
それは太平洋に沈む夕日を見るため。
ロサンゼルスに着いたらホテルに行く手段が分からなくてやや困ってしまいました。
結局タクシーの運ちゃんが、「そのホテルなら無料のシャトルバスがあるから」と教えてくれたので、
何とかなりましたが、とくに初めて行く場所のときは空港からホテルの交通手段をしっかり
確認しておくべきだとやや反省しました。


ともかくホテルについて荷物を預けたので、早速バスに乗って海岸に向かいました。
海岸であれば、まあ、正直どこでもよかったので、
交通の便がよさそうなサンタモニカに行くことにしました。

少し時間が早かったので、うろうろして時間をつぶして
日の入りの時刻になってから海岸に向かいます。
すると、ものすごい大げさな夕日が見れました。


どどーん。

そして、自分もこの中に入ってみた。


ぽちっと。

太陽は沈み始めると、ものすごい勢いで隠れていきます。


ビーチの手前はちょっと高台になっていて、車が走る道路があります。
素人が普通の小さいデジカメで撮ったのに、とても絵になる景色です。


今回旅行中はあまり天気に恵まれませんでしたが、
きれいな夕日が見れたので、よしとします。

翌日はロサンゼルスのリトル東京というところに行ってみました。
ちなみにボストンには日本人街はありません。


ちょっとテーマパークっぽい感じで、日本食のレストランとか、スーパーとかが入っています。
スーパーに行ってみましたが、ほんとになんでもそろっているのでびっくり。
便利です。
が、今は実際には日本人はほとんど住んでいないらしい。
買い物に来ている人も外人が多いです。

そして、すこし離れたところに紀伊国屋を発見。
久々の立ち読みを堪能。

この紀伊国屋がある建物は、写真のような感じの3階建ての建物に入っています。
スーパーとか、レストランが一緒に入っているのですが、これをみて、
千里中央の駅前に似てるなあ、と思いました。
きっと昭和40年とか50年ごろに、日本で流行っているのを真似て作ったのだと思われます。


それでもレストランにはたくさん人が入っていました。

それから、こんなものを発見。


アメリカのスペースシャトルのチャレンジャー爆発事故で、日系3世のエリソン・オニヅカさんという方が亡くなったことを記念して建てられたものでした。お恥ずかしい話ですが、知りませんでした。

その後、近代美術のMuseum of Contemporary Artに行ってみたりして、 旅行は終わり。
夜10時の飛行機でロサンゼルスを出て、朝6時にボストンに到着しました。

2010年10月28日木曜日

旅行4

旅行の5日目はラスベガスでゆっくりする日です。
夜にシルクドソレイユのチケットを取ってあるので、
とくに予定もなく街をうろうろ。

実はレンタカーを借りて、フーバーダムに行ってみようと思っていたのですが、
レンタカーは予約をしておかないと全然借りれないことが分かり、
あきらめて街をさまようことになりました。

ラスベガスにはたくさんのホテルがあって、それぞれにカジノが付いています。
さらにそれぞれのホテルにはテーマがあって、

これはパリ。



凱旋門がどどーんと登場です。


それから、これは確か「水」がテーマ。
ここからは見えませんが、ホテルの前に大きな噴水の池があって、夜になるとライトアップされてショーが始まるそうです。それから、このホテルの中にある劇場ではシルクドソレイユのオーという水がテーマのショーがやっているそうです。

こんな感じでたくさんあるホテルをいろいろ回ってみました。

ホテルによってはとても古いものもあるようですが、どこのホテルでもカジノは人がいっぱいです。
まっぴるまから。
ほんとに儲かっています(もちろんホテルが)。

そういえば、ラスベガスのあるネバダ州は税金がかからないそうです。
その代わりホテルがカジノで儲けたお金を州に収めているそうです。
それだけで税収が賄えるとは、相当みんな突っ込んでいるのだとおもいます。
それから、法人税もなし。ラスベガスに名目だけの本社を置く会社も多いそうです。
パナマ船籍の船と同じですね。

ちなみにホテルがたくさん建ち並ぶ辺りはとても賑やかで、
新宿とか、そんな雰囲気です。
すくなくとも、ネオンがほとんどないボストンとは全く違います。



が、ちょっと中心部を外れると、全く雰囲気が違います。
ホテルの部屋からみた景色はこんな感じ。
なんだかとても殺伐としています。
そして車がびゅんびゅん走っている車社会です。


ホテルの駐車場がたくさんあって、その向こうは民家みたいです。
確か人口は200万人くらいだったと思います。
そのうちホテルとかカジノとかで働いている人は半分もいないそうです。

普通に住んでいて、生活している人もたくさんいるそうです。
しらなかった。



グランドキャニオンから車で帰ってきたときは、
何もない砂漠を走っていると、突然、街がぼわんと現れます。

なんとも不思議な街です。

夜になってシルクドソレイユを見に行きました。
これでシルクドソレイユのショーを見に行くのは3回目ですが、
今回のは比較的「ショー」っぽい感じでした。
火がテーマの演題で、舞台でものすごい火柱が上がったり、
爆竹みたいなのを鳴らしまくったりで、
これはこれでなかなか楽しいショーでした。

2010年10月24日日曜日

旅行3

旅行2日目から4日目まではJTBのツアーでグランドキャニオン周辺をバスで回るツアーです。

ホテルまで迎えに来てくれたガイドのお兄ちゃんは見た目完全なアメリカ人。でも流暢な日本語を話します。日本に2年間ほど住んでいたとのことですが、たった2年でこれだけ話せるようになるのかと思うと驚きです。

最初にZion国立公園。
残念ながら途中で雨が降ってきました。


が、そのおかげで、岩から雨水が滝みたいになって落ちてくるのが見れました。
(写真はない)


2日目はアンテロープキャニオンによります。
写真なんかで見ることが以前何度かあった気がします。





あまり大きくはありません。入口はこんな感じ。
でも中に入るとこんな感じの細い道が奥まで続いています。


 
ちなみにこの辺りはネイティブアメリカンのナバホ族の居住地域で、
ここのガイドをしてくれた人は現地の人です。
たしかに、白人のアメリカ人とか、メキシコ人とかとはまた違った顔だちをしています。

そのガイドさんが、「この角度でこうやって取るといい写真が撮れる」といろいろアドバイスをしてくれます。
このアンテロープキャニオンにたどりつくためには、舗装されていない道を10分くらい車で走る必要があります。1メートルくらいの直径のタイヤを付けたジープの荷台にみんな乗せられて、舗装されていない道を突っ走ります。そのときの動画がこれ。ジェットコースターなんかよりよっぽど楽しいです。



たいしたスピードには見えませんが、ものすごい揺れです。
そして、運転手さんは片手にケータイをもって、メールながら運転していました。

それから今度はモニュメントバレーというところです。


小さく見えますが、ひとつひとつの高さは確か100m以上あるそうです。
ここも舗装されていない道を車で移動します。

こういうところで使うのならピックアップトラックが最適です。
日本で売っている普通のRV車では、すこし心もとない、そんな感じです。

2日目の夕方にグランドキャニオンに到着。
残念ながら天気が悪くきれいな夕焼けは見れませんでしたが、とても壮大な景色でした。


あまりに大きくて距離感覚が全く働きません。
サウスリムと呼ばれるグランドキャニオンの南側に来たのですが、
標高は2300m。写真に写っているコロラド川が標高1500mのところを流れているので、
差は800mもあります。
渓谷の反対側までの距離は10km以上はなれています。
人間の目はまったくあてになりません。

2日目はグランドキャニオンビレッジなるところで宿泊し、翌朝は昼前まで自由時間で、今度は上の写真と違う場所でグランドキャニオンを見ました。


午前10時半には集合してもう撤収です。
ラスベガスまでだいたい時速100キロくらいで飛ばしても6時間かかります。

ラスベガスに帰る途中にルート66に立ち寄り。
あまり知らなかったのですが、ちょっと古い世代の人たちは懐かしいと思うらしいです。


ということで無事にラスベガスに到着。

この3日の間にガイドさんからネイティブアメリカンについていろいろ説明をしてもらいました。
その話はまた別の機会に書こうと思います。

せっかくアメリカに来ているのだから
英語のガイドでがんばるべきかとも思ったのですが、
どんなに慣れてもやっぱり理解度は浅くなるし、
せっかくの休暇なのでと思って日本語ガイドを選びましたが、
けっこういい選択だったと思います。

ラスベガスから飛行機でグランドキャニオンに移動するツアーもあるそうです。
車での移動は結構疲れるし、時間もかかります。
予算があれば、飛行機で回ることをお勧めします。

旅行2

ボストンからラスベガスへの直通便もありますが、
乗り継ぎにしたら半額くらいなので行きは乗り継ぎにしました。
デンバーで乗り換えてラスベガスに到着。

デンバー。
国内線のところをうろうろしただけですが、とても大きな空港です。
歩く歩道が片側2車線合計4車線です。


 そしてラスベガスへ。
ラスベガスの空港です。

ラスベガスの空港で、預けた荷物を回収するところで天井からぶら下がっている時計が無駄にロレックス。ホテルとかの広告とか周りがピカピカに光っているところとか、
大きなテレビみたいなのがあって、広告を放送しているあたりとか、
なんとなく梅田のビックマン前みたいな感じがしました。


有名かもしれませんが、空港にスロットマシーン。



この日はほとんど移動だけでした。
ほんとに、広くて不便な国です。

ちなみに夜時間があったので、ちょっとだけカジノしてみました。
スロットマシーンで稼ぐホテルにお金を寄付する様子です。


ポーカーとか、ブラックジャックとかルーレットとか、ディーラーの人がいるやつは、
そもそもやり方を分かっていないので参加できません。
どうやら昼間に無料の講習会をやっているみたいで、そういうので練習してから
やるみたいです。

2010年10月23日土曜日

旅行1

行ってきました。
1年目はほとんど休みを取らなかったので、このあたりで一度休憩です。

まだ西海岸しか見たことがなかったので、
とりあえず東海岸に行くことを目標に、ラスベガス、グランドキャニオン、
ロサンゼルスを回ることにしました。

グランドキャニオンは、JTBの現地ツアー(3日間)を購入。
ツアーである必要はないのですが、結局現地で車を借りて長い時間運転しなければ
ならないので、せっかくの休みなので楽なほうをとりました。

ラスベガスでは、前にも少し書いたシルクドソレイユのショーを見ました。
常設のシアターがたくさんあってどれを見るのか迷ってしまいます。

最後に少しだけロサンゼルス。やっぱり太平洋に沈む夕日を見ておかねば、と思って。

7日間の旅行でした。
基本的にホテルと航空券はインターネットで購入していきました。
アメリカの飛行機のチケットは安いです。
もちろん格安の航空券ですが、
ボストンからラスベガスまで5時間もかかるのに$200程度です。
でも距離は2500マイルくらい。
マイルがたまります。

旅行の詳細は次回以降ということで。

2010年10月19日火曜日

カリフォルニア米

普段家で食べているのは、普通の日本米っぽいコメです。
スーパーで売っています。
味も、まあ、普通です。
でも、チャイナタウンとか、学校にあるチキンテリヤキ(丼)を出すフードコートのお店なんかでは、
ジャスミンライスみたいなものが出てくるのが普通で、
べちゃっとしていてあまりおいしくありません。

今回旅行でロサンゼルス、ラスベガスに行って気づいたのですが、
西側の白いご飯はみんなカリフォルニア米です。
うれしいことにちゃんと歯ごたえの残った炊き方をしています。

ツアー中に昼食をスーパーで購入することがあり、
ラスベガスとグランドキャニオンの間にあるような日本人なんか到底住んでいなさそうなところで買った寿司。これが、ボストンで食べていた寿司に比べて全然おいしかったです。
おおきな違いは米。それから、変に甘かったりしないのでおいしいです。

アメリカ人の大学院生に聞いてみたところ、
基本的に食べ物は西の方がおいしいとのこと。
東の方では食べ物がそれほどとれないので、たいていは運んでくることになっていて、
だから産地が近い西側の方が食べ物がおいしいのだ、とのこと。
だそうです。

2010年10月17日日曜日

アーノルドパーマー

日本ではめったに飲むことのないレモネード。
こっちではとてもメジャーな飲み物です。

スターバックスで売っているTazo® Black Shaken Iced Tea Lemonade
アイスティーとレモネードを1:1で混ぜた飲み物で、砂糖を入れればもっと甘くなるし、入れなくてもレモネードの甘みで十分だったりします。これが、とてもおいしいです。普通のレモンティーはちょっと苦くなったり、レモンの味が薄かったりしますが、これはレモンの味がばっちりで、しかも砂糖を入れなければほのかに甘くてさっぱりします。

ちなみに、この飲み物をアーノルドパーマーと呼ぶらしい。
アーノルドパーマーは有名なゴルフの選手だそうです(よく知らない)。
で、彼がその缶入り飲料のCMに出ていて、それでそう呼ばれるようになったみたいです(らしい)。もう季節外れですが、お勧めです。

日本食パーティー

10/3から10まで休みを取ってアメリカ国内の旅行に行っていました。
で、帰ってきた今週は週末の報告会のために仕事をしていたため、ブログはしばらく休みにしていました。
旅行の話はまたおいおい書くこととして、
今日の話題は、きのう自宅でやった日本食を食べるパーティーの話です。

寿司はほとんどの外国人に認識されていて、好意的な人が結構多いようです。
アメリカのスーパーに行っても寿司コーナーがあったり(おいしいかどうかはべつとして)します。

ただ、問題は生の魚はなかなかスーパーの寿司では食べられないということと、
アメリカの食べ物に比べて高い割には小さい、という問題があったりします。
(皆さんの胃袋もとても大きい)

以前もBostonにある日本食レストランにみんなで行こうということになって、
四季というレストランに行ったことがありました。
ここは以前に日本人の友人に教えてもらってきたことがあり、
結構珍しく「普通の」日本食が食べられる珍しいレストランだなあと思っていました。

みんなレストラン四季の料理は気に入ってくれたみたいですが、
やっぱり何しろ高いのが問題です。
8人で行って、$100でお願いした刺身と寿司の盛り合わせはとっても少なくて、
1人に寿司2カン、刺身3枚くらいしか当たりません。
これではちょっとさみしい。

ということで、家で材料を買ってきて、
みんなでパーティーをすることにしました。

Bostonでは生食の魚は普通には売っていませんが、
いくつかある新鮮な魚を入れている魚屋さんに行けば、
そこそこの値段で刺身が買えます。
ちみに、赤身のマグロが500gで$25くらい。
決して安くはありませんが、
他ではなかなか手に入らないので、こんなもんかなと思います。
ほかにも、ハマチ、サーモン、ホタテの刺身、イクラが手に入りました。
ということで、手巻きをすることにしました。

研究室メンバーのほとんど(さすがに教授は呼んでません・・・)と、となりの研究室の友人あわせて20人も来てくれました。
料理はどうやら好評だったようで、ほとんどなくなりました。

で、何が一番気に入ったか聞いてみました。
手巻きすし寿司は、好みが分かれました。やっぱり生魚はハードルが高いのかもしれません。
人気があったのが鶏を醤油と砂糖と酢で煮込んだ鶏のサッパリ煮。
Teriyakiに慣れたアメリカ人にはそれほど抵抗がなく食べれたのではないかと思います。
それから、お好み焼きが好評でした。
あの甘いお好み焼きソースとマヨネーズというジャンクフード的な感じが
受けたのではないかと思われます。

ということで、無事終了。準備は大変でしたが、皆さんに楽しんでもらえたようで何よりでした。

ちなみにみんなには好きなお酒を持ってきてもらうようにお願いしていました。
ワインのボトル10本、小瓶ビール18本、小さい日本酒1本が空きました。
ほんとに、よく飲む人たちです。

2010年10月2日土曜日

コーヒー

アメリカンコーヒーといえば薄いコーヒーのこと。
コーヒーを飲まない私でも知っています。

アメリカに来て以来、コーヒーを飲む機会が増えました。
日本でたくさん飲んでいたわけではないのであまり比較はできないのですが、
やっぱりアメリカンコーヒーは薄いと思います。

最近日本からやってきたひとが、
「アメリカのコーヒーはシャバシャバやなあ。」と言っているのを聞きました。

でも、コーヒーが薄いのには理由がありそうです。

1.たくさん飲むから。

朝出勤前に、スタバとかAu Bon Painとかダンキンドーナッツで紙コップに入ったコーヒーを買って
やってくる人がとても多いです。そして、そのカップが大きいです。
日本のときよりワンサイズずつ大きい感じがします。
ちなみに500mLくらい入りそうなカップで$2くらい。
あ、スタバはもう少し高い。

2.他のものが「くどい」から。

たとえばドーナッツを一緒に食べるとなると、ただでさえこってり甘いのに、
その上コーヒーが濃厚だったらちょっと参ってしまいそうです。
料理も脂っこいもののあとには薄いコーヒーがあいます。

ということで、薄いコーヒーが普通なのだと思います。

2010年9月26日日曜日

料理の鉄人みたいな番組

めったにテレビは見ないのですが、たまにご飯の時間にテレビがついていたりして、
ちらっと見ることがあります。
そしたら、面白そうな番組がやっていました。

Master sheff

内容的には腕自慢の素人さんがキッチンスタジアムみたいなところで
与えられた食材で料理を作り、審査されるみたいな番組です。
昔はやった料理の鉄人とはちょっと違いますが、
おいしくない料理を食べた審査員は、
そのままゴミ箱に捨ててしまうなどかなりマジっぽくやっているみたいなところが似ています。
ちなみに、似たような番組でHell's kitchenという番組もあるみたいです。

ほとんど見ていないのでお勧めのしようがありませんが、
まあ、こんなものもあるんだなあ、ということで。
多分YouTubeとかで探したら見れると思います。

2010年9月21日火曜日

切手 おまけ

そういえば、アメリカの切手は、シールです。
なので、切手の裏をペロンと舐める必要はありません。
台紙からはがして貼るだけ。

技術的にはシールにするのは簡単なはずなのに、
どうして日本の切手はいつまでたってもペロンなのでしょうか。

2010年9月15日水曜日

切手

電気料金の支払いが小切手なので、毎月小切手を郵便で送る必要があります。
それで郵便局で買った切手。
すごいデザインにびっくり。
特にどんなのがいいとは一言も言っていません。
44セントの切手をくれと言ったらこれが出てきました。



特に支障はないのですが、
ものすごいデザインです。

ちなみに、普通っぽいのも売っています。
これは98セントの切手。

天気

今年のボストンの夏は例年よりずっと暑かったそうです。
が、日本の夏に慣れた私には大したことありません。
(冷房がガンガン効いていて常に23℃が保たれている学校のせいでもある)

そして、気が付いたらもう寒くなってきました。
特に朝晩は冷え込むので、学校の行き帰りは長袖の上着が必要です。
天気予報を見てみると最高気温は22℃程度で、最低気温は16℃から11℃
もう、ものすごい勢いで冬に突入しそうな勢いで、
とてもさみしいです。

2010年9月10日金曜日

commuter rail

前に書きましたが、Salemまでcommuter railという電車に乗って行ってきました。
Boston市内は地下鉄が便利ですが、郊外には車で出かけるのが基本です。
が、やっぱり電車も体験したいということで、初めて地下鉄以外の電車に乗ってみました。

基本は通勤する人のための電車とのことで、
実際乗ったのは日曜日。
なので、あまり人はいないのかと思ったら思ったよりも大勢乗っていました。
でも電車は1時間に1本。なので、一日の客数は大したことないと思います。

電車の中はお世辞にもきれいとは言えません。
座席の配置は新幹線みたいな感じで
でもシートはとても古く、座りごごちもあまりよくありません。





そもそも多くの駅が無人駅っぽく、
改札口みたいなものもないので、車内にいる車掌さんがうろうろして、
切符を見に来ます。



社内の放送はあるにはあるのですが、駅に到着する度に車掌さんがやってきて。
「なんとか駅」と言ってまわります。ものすごいローテクです。

ホームがない駅もあったりして、そんな時は車掌さんが乗り降り口の板を取り外し、
階段が使えるようにしてくれます。
こんな事情もあって、車掌さんはたくさん必要なのです。
(ちょっとわかりにくいかもしれませんが)



聞いた話では、たくさん車掌さんを乗せているのは効率が悪いことは分かっているが、
ある程度雇用を発生させるためには全自動化ができていないそうです。
いろいろ事情があるんですね。

2010年9月6日月曜日

アメリカン タイ料理

先日うちのそばにあるタイ料理のレストランに行きました。
ほんとうはその隣にあるチベット料理のレストランに行こうとしていたのですが、
行ってみたら休み。なので、結構混雑していた隣のレストランで夕食です。

ひさびさのタイ料理。ということでやっぱりトムヤンクンをたのまないと
雰囲気が出ないかと思って注文。
出てきたスープを早速口に入れてびっくり。
あ、甘い。。。

唐辛子は入っているのであとから辛みはくるのですが、
何しろ甘い。
そのほかにもパッタイという焼きそばみたいなものも頼んでいたのですが、
これまたものすごく甘い(本物の味を知らないので、これが本来の味かどうかは不明)。

私自身タイに行ってトムヤンクンを食べたことがないので、若干説得力に欠けるのですが、
今日食べた「タイ料理」は、「アメリカンタイ料理」なのではないかと思います。

アメリカで見る寿司はやっぱり日本の寿司とは違っています。
(アボカドなんて、日本では入らない)でもそれがアメリカ人には人気だったりします。
本来の味とは違うけど、でも人気がある。
それと同じことなんだろうなーと思います。

2010年9月5日日曜日

ボストンはアメリカではない?

電車にのってボストンの外に出かけたことがなかったので、出かけてみました。
場所はSalem。ボストンから電車で30分なので、すぐです。

Salemは魔女狩りで有名になった町だそうで、
10月のハロウィンの時期には
大勢の人が訪れて飾りつけとかを買って帰るそうです。

Salemにいってみて、Bostonがいわゆる「アメリカの町」ではないということがよくわかりました。

たまたまかもしれませんが、アジア系の人はほとんど、見かけず、白人のばかりでした。
そして、みなさん比較的大きめ(幅)です。

それに比べると、ボストンではものすごい種類の人種が住んでいます。
英語、スペイン語、韓国語、中国語、それ以外の何語かすらわからない言葉・・・
あとでアメリカ人に聞いたら、「そりゃボストンはアメリカではないよ」とのこと。
しらなかった。。。

2010年9月1日水曜日

日本人に対する誤解 その2

今、忍者という職業はあるのか?と聞かれてしまいました。
ハリウッドの映画の影響で忍者は知られているようですが、
いまいちピンと来ていないようです。

日本人に対する誤解 その1

日本料理といえば寿司。
とても有名で、ほとんど誰でも知っています。

でも、誤解があります。
ぼくらは毎日寿司を食べているわけではありません。
そういうとみんな意外な顔をします。
じゃあ、一体何を食べているんだ、みたいに思うみたいです。
仕方ないのですが、ものすごい誤解です。

2010年8月31日火曜日

自動車の運転

昨日から2週間だけ、同じマサチューセッツ州にある関連会社の研究室に
お世話になることになりました。
やっぱりアメリカの大学を見たら、ついでにアメリカの会社も見ておかねば、ということで。

で、その会社はBostonの西に高速道路で約1時間程度のところにあります。
公共交通機関はなし。なので、車で行くしかありません。
実は先日マサチューセッツ州の運転免許を取ったばかりで、運転経験はあまりありません。
それでも今日で2日運転して、だいぶ慣れてきました。

Bostonのひとびとの運転はとても乱暴です。
ウィンカーを出さないのも多く、
渋滞しているところなんかでは強引に割り込んできたりします。
さらに、多くの車がバンパーに傷がついていたりしてすごい迫力で迫ってきます(多分気のせい)。今日は、窓ガラスが割れているらしく、なんとサランラップみたいなものを窓枠に貼りつけて高速道路を爆走している車を見かけました。

今回はマツダの日本で言うアクセラに乗っています。
Zipcarで借りると一日当たりでは一番安いので。

オートマチックだけど、マニュアル感覚でギアチェンジができる車に初めて乗りました。
率直な感想は、めんどくさくて中途半端な感じです。
個人的にはマニュアルならマニュアルでいいし、
オートマチックなら全く世話のいらないものにしてほしいです。
(後日よく見てみたら、普通のオートマチックとマニュアルオートマチックの切り替えが可能でした。うっかりうっかり。)

ともかく、明日も安全運転で通勤しようと思います。

2010年8月29日日曜日

学会

アメリカ化学会でポスター発表をしてきました。
去年の10月にこちらにきてから6月ぐらいまでやっていた仕事です。

折角こっちにいるのだから、
学会とかいろいろ経験しておいた方がいいかなあとおもって、
とりあえず最初はポスター。
いきなりしゃべりはちょっと、、、とおもって、
無難にポスターです。

そもそも学会発表って、実はやったことがなくて、
(会社内ではやったことはある)
どんなもんか様子見、みたいな感じでもありました。

で、ポスター自体は特にどうということもなく終了。
大体質問されそうなことも分かっているし、
その準備さえしておけば特に問題ありません。
ある程度限られた範囲の化学の話をするだけなら英語的にも問題はないし。

ただ、ものすごい大勢の人がくるので、
知り合いを作る、というのは無理かもしれません。

やっぱり日本人の人が結構話しかけてきます。
日本の会社からとか、助教の先生とか。
それ以外にも、アメリカの大学院生もいます。
アメリカの大学でPh.Dを取ろうなんて、自分が大学生のころには考えたこともなかった。
皆さんの志の高さに感心してしまいます。

5日間くらい学会がやっていましたが、
口頭発表はほとんど聞きにいきませんでした。
ただ、プロセス化学の話が午前中だけやっている日がありました
会社にいながら論文とかもバンバン出している有名な人の講演があるとのこと。
論文の名前でしか見たことない人の実物を確認がてらいってきました。

次回は、やっぱりがんばって口頭発表くらいは経験しておきたいなあと思う今日この頃。
そのためにはしゃべるためのネタを作るのが先だということに気がつきました。

2010年8月27日金曜日

好調不調の波

昨日は2週に1回のボスへの報告会だったのですが、
運悪く英語が不調な日でした。

英語を使い始めて気がついたのですが、
英語の調子のいい日と悪い日があります。
調子がいい日は、早口で言われてもなんとなくわかるのですが、
調子の悪い日は、サッパリわかりません。

どうやら体調が悪いとか、疲れているとか、そういう時は調子が悪くなりがちです。
おそらく、集中力がなくなってしまって聞き取れないのだと思います。

ということで、調子のいい日を増やすためにはやっぱり体調管理が大事なのではないかと
思う今日この頃です。

2010年8月25日水曜日

ACS meeting

アメリカ化学会でポスター発表をしてきました。

折角こっちにいるのだから、
学会とかいろいろ経験しておいた方がいいかなあとおもって、
とりあえず最初はポスター。
いきなりしゃべりはちょっと、、、とおもって、
無難にポスターです。

そもそも学会発表って、実はやったことがなくて、
(会社内ではやったことはある)
どんなもんか様子見、みたいな感じでもありました。

で、ポスター自体は特にどうということもなく終了。
大体質問されそうなことも分かっているし、
その準備さえしておけば特に問題ありません。
ある程度限られた範囲の化学の話をするだけなら英語的にも問題はないし。

ただ、ものすごい大勢の人がくるので、
知り合いを作る、というのは無理かもしれません。

やっぱり日本人の人が結構話しかけてきます。
日本の会社からとか、助教の先生とか。
それ以外にも、アメリカの大学院生もいます。
アメリカの大学でPh.Dを取ろうなんて、自分が大学生のころには考えたこともなかった。
皆さんの志の高さに感心してしまいます。

5日間くらい学会がやっていましたが、
口頭発表はほとんど聞きにいきませんでした。
ただ、プロセス化学の話が午前中だけやっている日がありました
会社にいながら論文とかもバンバン出している有名な人の講演があるとのこと。
論文の名前でしか見たことない人の実物を確認がてらいってきました。

次回は、やっぱりがんばって口頭発表くらいはしておきたいなあと思う今日この頃。
そのためにはしゃべるためのネタを作るのが先だということに気がつきました。

昼ごはん

普段の昼ごはんは弁当を作ってもらっているので自分の机で食べていますが、
たまたま弁当がない日がありました。
で、たまたま普段は一緒にはご飯を食べにいかない大学院生と一緒に食べる機会がありました。

Student Centerといって、カフェテリアみたいなところがあって、
研究室の人と歩いていきます。
カフェテリアみたいなところで好きなものを買って5人くらいでまとまって食べます。

自分はハンバーガー。
選択肢はいろいろあるものの、
とりあえず無難、ということで結構お世話になっています。
特においしくはありません。

そして、普段一緒に食べにいかない彼が選んだのは、

スニッカーズアイスバー
ハンバーガー
チョコレート入り牛乳

さすがネイティブアメリカ人。
やることが違います。

そういえば、ちょっと前に彼に「お茶って必ず甘いものなのか」と聞いたら、
「トーゼンでしょ」と言われたことを思い出しました。
それから、彼はドクターペッパーが大好きとのこと。

いまさらながら、なかなか衝撃的なランチでした。

2010年8月20日金曜日

Tax Holiday2

最近オハイオからやってきたポスドク氏に
Tax Holidayについて話をしてみたら、
「なんだそれ?」と言われてしまった。
「そう言われてみればそういうものがあると聞いたことはあるが。。。」とのこと。

たしかに州ごとにあったりなかったりするとは聞いてましたが、、、
アメリカで一般的、というわけではなさそうです。

2010年8月18日水曜日

ミドルネーム

今日学校に行くときに見かけた、ある高層ビルの窓専門の清掃会社のトラックに
こんなことが書いてありました。

GSS corporation
"Safety" is our middle name

けっこううまいこと言うなあ。
座布団一枚進呈です。

2010年8月15日日曜日

Tax Holiday

昨日今日とマサチューセッツ州ではTax Holidayです。
消費税6.5%が課税されません。

ただしいろいろ決まりがあって、まず食事はだめ。
それから、$2500以下でないとだめ。
それから、モーターボートみたいなものも含まれないらしい。
(モーターボートを買う人はあまりいないと思うけど。。。)

ということで、洋服とか、靴とか、家電製品なんかが
ちょうど対象になっていいようです。
どれくらいの人の出なのか見ようと思って、
久々にショッピングセンターみたいなところに出かけてみました。

すると、思ったほど混雑はしていません。
あれ?

でも、やっぱりTax Holidayなんだなあと思ったのが、
Tiffanyがとても混雑していました。
ああいう宝飾品の店って、普段は人がまばらですよね。

税金にも休日を。
ぜんぜん迷惑ではないのですが、なんだか妙な発想です。

2010年8月13日金曜日

そうか。

いま日本はお盆で休みか。

ちなみに、お盆とは関係ないと思いますが、
こっちでもこの時期にバケーションを取る人が多いような気がします。

うっかり

ボスと電話で話をしていて、
「これこれやっといてね」と英語でいわれて、
つい日本語で「はい」と言ってしまった。

いままでこんなことなかったのに。。。
うっかりうっかり。

2010年8月12日木曜日

電話

またまた電話です。

たまに実験室にかかってくる電話。
できれば出たくありませんが、
出ないわけにもいかず、しぶしぶ出ます。

学校の内線と外線でコールの音が違うので、
ボスからか外部の業者さんとかからかは一発でわかります。
非常に困るのが、ボスからかかってきた電話です。
もともと早口で聞き取りにくいのが、さらに輪をかけて聞き取りづらくなります。
比較的英語が苦手なイタリア人ポスドク君は、
「ぼくはボスからの電話だったら出ないことにしている。あれ、理解するのは絶対無理」
と堂々とおっしゃっています。。。
たしかに。

さて、今日もやむなく電話に出たら、突然なんだか分からない言葉でまくしたてられました。
最初は英語が聞き取れていないだけかと思ったら、
英語ではありませんでした。
ドイツ人ポスドクにかかってきた電話でした。
いきなりドイツ語なんて、反則です。

HMPA

有機溶媒に溶けたHMPAを水洗で除去するときは
飽和LiCl水溶液であらうといいそうです。
LiがHMPAにキレートするそうです。

初めて知った。

2010年8月11日水曜日

紙のサイズ

前に書いたかどうか忘れたので
一応書いておこうと思います。

日本でよく使うA4サイズの紙。こっちでも手に入りますが、
主流はletterというサイズです。
WORDなんかで用紙の設定とかにあったletterというサイズ、アメリカ用だったんですねえ。
ちなみに、パンチの穴は3穴が主流です。
たしかに日本の2穴だと、紙のはしっこのほうが折れてしまったりするので、
この点は3穴のほうが優れている気がします。

今日知ったのですが、イギリス、ドイツではA4が主流だそうです。
また、カナダでもフランス語圏ではA4が主流という話を聞きました。
なので、letterはアメリカだけなのかも知れません。

文房具について、とても残念なのはキングファイルが見当たらないことです。
みかけるのはリング式のファイル。
キングファイルって後で紙を追加したり取りだしたりするのがとても便利にできていてますよね。
日本の文房具は、アメリカよりずーーーっと進んでいます。

2010年8月10日火曜日

野球

アメリカは野球の本場とおもっていたのですが、
うちの研究室ではそうでもありません。
アメリカ人が少ないからだとおもいますが、
みんなあまり興味がないようです。

1か月ほど前にボストンレッドソックスのチケットを取りました。
イチローのいるシアトルマリナーズがやってくるのでこれはチャンス!と思い
買ってみました。が、その時すこし心配があって、
ちょうど試合の日にボストンで学会があることが分かっていました。
今回はポスター発表をすることになっているので、
もしかしたら日程がかぶるかもしれないなあとは思っていましたが、
野球は夜だし、まさかポスターが夜になることはないだろう、と思っていました。

が、私のポスター発表は夜8時から10時ということが判明しました。
野球は19時から。どう考えても見れません。
ということで泣く泣くチケットを友人に譲りました。。。
なぜ夜8時からなのか。そんな時間に人、来るのかなあ。

今年のマリナーズとの試合はもうないので、
来年こそはチケット発売と同時に買ってしまって、
そして、何があっても試合を見に行こうと思います。

2010年8月4日水曜日

夏なのに何かが足りない。。。

もう8月。毎日30℃くらいの気温で、
意外と蒸し暑かったりします。
なのに何だか夏になった気がしない。

今日の夜、ふと気がついた。
あれ?セミがほとんど鳴いていない。
大阪では夜10時になってもジージーうるさかったセミの鳴き声が
全く聞こえません。

たまたま自分が気が付いていないだけかもしれないのですが、
少なくとも今年はまだ一度も鳴き声を聞いていません。
もうしばらく確認が必要です。

ちなみに英語ではcicadaとかlocustとかいうそうです。
聞いたことがない単語です。

2010年8月1日日曜日

バッファローチキン

アメリカにきておいしいなあと思ったもの。
それはバッファローチキンです。

レシピはインターネットで見つかります。
手羽先、手羽元を揚げたものに、タバスコベースのソースをからめて焼いてあります。
とても不思議な味がします。
酸っぱ辛いです。
そして、これにブルーチーズドレッシングが必ず付いてきます。
ブルーチーズ好きにはたまりません。
タバスコの辛さが少しだけマイルドになって、いくらでもいけそうです。
ちなみにセロリスティックも必ず付いてくるそうです。これがまた合うのです。

学校の化学科に在籍している日本人10人くらいで飲み会をしたことがあったのですが、
その時に出てきました。私はおいしいと思いましたが賛否両論で意見が割れました。
なので、万人に受けるわけではなさそうですが、
このジャンクフード感満点のアメリカ料理、試してみる価値はあると思います。

だから何なんだ!といわれそうですが、
このブログは個人的なメモなので。。。

シルクドソレイユ

今日、見に行ってきました。
アメリカの各地を移動していて、今の時期ちょうどボストンに来ています。

2年ほど前に日本にあるシルクドソレイユのシアターには行ってみたことがありましたが、
移動式は初めてです。

ちなみに、シルクドソレイユとはWikiにも説明がありますが、サーカスみたいなものです。
でも象とか、アシカとか、動物は出てきません。
人間が空中ブランコとかジャグリングとか大道芸みたいなのをやります。
サーカスと違うのは、それだけではなくてショー全体が物語みたいになっているところでしょうか。でも、ナレーションも何もありません。
出演者は変な言葉を話します。なので、何を言っているのかはよく分かりません。
それでも、ストーリーはなんとなくは分かります。
それから、昔のサーカスと違うのは音楽も凝っているところです。
ミュージカル+人間のサーカス、みたいな感じです。

ちなみにYouTubeなんかで検索すると出てくると思います。
興味のある方はそちらで動画をちょっと見ていただけると雰囲気が分かると思います。
素晴らしいショーです。個人的にはとても好きです。

前回東京でみたときはなかったのですが、
今回は公演中にミスが2回ありました。
1つ目は小さいミスで、あまり目立たなかったのですが、
2つ目は明らかなミスで、空中ブランコで、飛び移るときに失敗して落ちてしまいました。
(もちろん下にはトランポリンが敷いてあるので大丈夫にはなっています)
そのときの周りの反応がよかった。
みんな、拍手で"Good try!"みたいな雰囲気でした。
落胆、というよりも前向きな感じでとてもよろしい。

出演者はかなり無理をしていて、もしかしたら失敗するかもしれないようなことを
ショーでやっているんだと思います。
つい、絶対に失敗しないでできる範囲のことだけをやっていたら、
ショー全体が何か物足りないというものになっているのではないかなあ。
それくらいやらないと、やっぱり見に来ている人は満足しないのではないかなあと思います。
こういうところがシルクドソレイユのショーが高く評価されている理由の一つではないでしょうか。

残念ながら私のつたない表現力ではショーの素晴らしさは伝えられないと思います。
結構いいお値段ですが、くだらない飲み会を2回スキップするだけでみれます。
機会があればぜひ見に行ってみてください。

2010年7月27日火曜日

Funding

大学での研究資金は主にFundingで賄われます(今回はアメリカの事情についてです。日本でもそれに近いと思いますが、それについてはあまり詳しくないので。)。
NIHとか、国の組織に「私はこんな研究をしたいと思っていて、もしこれができたらこんなことができちゃったりします」という企画書みたいなものを書いて、その仕事がいかに素晴らしく、世のために人のためになるかを力説し、お金を引っ張ってきます。
このお金を持ってくる力が、研究室の勢いに大きく関係しています。

お金がある

→ポスドク君をたくさん雇える。試薬も湯水のように使える。

→仕事がはかどる

→成果が出る

→次のお金を引っ張ってこれる

といういい循環に入れば楽だし、それに入れないとにっちもさっちもいかなくなってしまいます。

Fundingは他にも企業との共同研究、特許からも得られます。
実際に製薬会社との共同研究(受託研究みたいなもの)をやっていて、成果は企業に返す代わりに多額のお金を研究室に入れる、というのを聞いたことがあります。
また、新しい研究試薬を開発して特許を取り、その特許使用料でお小遣い稼ぎをするという方法もあります。

ちなみに、隣の研究室はアメリカでも有数のお金持ち研究室で、ReactIRがあったり、自動のカラム精製マシーンを2台も持っていたり、みんなにMacBookが配られていたりします。
でも、その分成果もすごくて、最近はScienceに論文が載ったりもしています。
好循環がうまく継続しているんだなあ、というのがよくわかります。

ところで、私は企業から給料をもらいつつ、研究室の教授のために働いているので、
教授としてはタダの労働力です。
聞いたところによると、私と同じように会社から派遣されてきている人たちは、
もちろん同じように教授から給料をもらっていませんが、そのうえ寄付金を要求されて、会社は実際に支払っているそうです。
年間300万円くらいが相場だそうです。
これはきっと試薬代とか実験機器代になるのでしょう。
ひどいところは1000万とか支払っているそうです。。。

幸い私のボスはそんなこと一言も言いません。
この話を他の日本人ポスドク君にしたら、「奇跡的だ」とのこと。
ラッキーでした。

だから何だというわけではありませんが、
そういうものなんだなあ、ということです。
世の中、金、金、金、です。

2010年7月22日木曜日

独立記念日

だいぶ経ってしまいましたが、、、

アメリカ人に聞いたところ、
「何しろすごい騒ぎになる」といっていたので、
見に行ってみました。
Bostonの中心を流れるCharles川の上から
花火が上がるそうです。

また、野外のステージでBoston Symphony Orchestraが生演奏をしたりするそうで、
それがタダだったりするものだから
みんな早めに来て席を確保するわけです。

今年は7月4日が日曜日。なので、前日土曜日からすでに盛り上がっています。
場所取りのためにすでにやってきた人たちはこんな感じ。

キャンプ用のいす、テント、クーラーボックスが
3種の神器みたいで、
みんな持っています。

このごろBostonはとても暑いので、
日陰で座っていても、ものすごーく暑いはずです。

私は独立記念日当日の昼間にBoston市内に出かけたのですが、
ものすごい人の数と、ものすごい暑さにさっさと退散しました。
そして、花火の上がる夜10時半を待ちました。

外に出てみると、大勢の人がぞろぞろと川に向かって歩いています。
ぞろぞろぞろぞろ。



大通りが歩行者天国になり、
みんなでチャールズ川を目指します。

川に着いたらみんな場所をとって座っています。



みんなに交じって10時半の花火を待ちます。

実は花火にはあまり期待していませんでした。
去年の大晦日にBostonで花火が上がるときいていて、見に行ってみてがっかりしたことがありました。
ですが、今回は違いました。
ものすごい物量です。



風情は全くなく、ものすごく攻撃的です。
出し惜しみなしで打ち上げまくりというところがアメリカっぽい。
そして、見ているみんなも花火が連発されると盛り上がります。

うーん。
すごいものを見れました。
これは機会があれば一度は見てみる価値はあります。
ぼくはもう1回みたので、来年は多分見ないと思いますが。。。
2回はいらないかな。

As cool as a cucumber

As cool as a cucumber

(1) あくまで落ち着き払って.
(2) 心地よく涼しい.

バレーボールの試合で大活躍のイタリア人ポスドク。
彼はとても冷静で、おかげでうちのチームはプレーオフに行けそうみたいです。
前回20試合と書きましたが、15試合くらいでした。訂正です。
それでも十分多いですが。

さて、彼の冷静なプレーをみていて、
高校の時に習った熟語を思い出しました。

As cool as a cucumber.
たしか、キュウリは夏でも冷たいので、だったとおもいます。

それをネイティブの人に聞いたら、なぜか喜んでました。
そんなのいつ習ったんだ?と。
多分、彼らはあまり使わないのでしょう。

では、逆にhotはどうなるのか?と聞いてみた。
そしたら、

「ううん、hotで熟語はないなあ。
 as hot as refluxing tolueneかなあ。」

だそうです。。。
化学ギャグはアメリカにも存在しました。

2010年7月17日土曜日

ウィルス

自宅用のパソコンがやられました。
仕事で使っているものは別なので、
すぐに困ったことにはなりませんでしたが、
使えなくなってしまいました。

正確には一応動くのですが、ポップアップが出まくって、
収拾が付きません。

しかも、そのポップアップによると、
「このコンピューターは危険にさらされていて、それを解消するには
このソフトを$50で買ってください」だそうです。
ほかのポップアップはバイアグラの広告とか、そんなのばっかり。

怪しい。明らかに。
でも、うちのパソコンにはノートンインターネットセキュリティーが入っているのですが、
彼はうんともすんとも言っていません。

いったいどうなっているのかインターネットで調べてみました。
そしたら、同じようなトラブルにあった人が掲示板で助けを求めているということが分かりました。なので、おそらくこういった詐欺まがいの行為が結構あるということだと思います。

それから、研究室の学生でパソコンに詳しいひとに相談してみたら、
彼の父親が全く同じ被害にあったとのこと。
そして、彼はあるホームページから駆除ソフトを入手(無料)し、
見事に修復してくれました。

ということで、今は快適に動いています。

それにしても、こういった商売をしている人は、
捕まらないのだろうか。
ウィルスみたいなプログラムを撒き散らして、
商品を買わせるように強制する、なんて、すごいやり方ですよね。

みなさん、ご注意ください。
ちなみに今回感染したのはとくに怪しげなサイトを開いたわけではなく、
ごく普通にネットサーフィンみたいなことをしていたら
突然感染したそうです(ヨメが使用中)。
ということは、注意のしようがないということです。。。
注意できるのは、うっかり$50出してそのソフトを買わないこと、ですかね。
コンピューターに詳しくない人は特に注意です。

関係ありませんが、うちのパソコンはそれまで悪名高いWindows Vistaが入っていたのですが、
この機会にMITで配布されているWindows7(ただし英語版)を手に入れて
アップグレードしてしまいました。
一応家でもこのパソコンを使って仕事をする、という名目です。
Windows7はとても快適です。明らかにVistaより早いです。

2010年7月7日水曜日

バレーボール大会

毎年MIT化学科の研究室対抗バレーボール大会が開かれます。
ふつうに外のバレーボールコートで20研究室の総当たり戦(!)です。
ということで、毎週最低1試合はバレーボールで借り出されてしまいます。
就業時間中にバレーボールなんて、、、と思ったりもしたのですが、
大学院生の学生にとっては仕事に近いものらしく、
それならまあ、仕方ないかとおもって一緒にやってます。
せっかく大学にいるのだから、
その雰囲気を味わっておくのも悪くないかなあとも思います。
今日はなんと、教授が見に来てました。

自分はバレーボールは決して得意ではありませんが、
一応チームの役に立つ程度はできてます(と思っている)。
研究室でスポーツをするというのは、意外と悪くありません。
そこまで本気で勝ちにいっているわけではありませんが、
普段バラバラで仕事をしている人たちと一体感みたいなものが出ていいです。

さて、最近ボストンはものすごい暑さです。
最高気温は毎日30℃を超えています。
そして意外と湿気が多い。
でも建物の中は空調が完璧で、
実験室は常に23℃に保たれています。
なので、たまに日中に外に出てしまうと、
ものすごい暑さで倒れそうです。

そういえば、こちらには梅雨はなさそうです。
それから、花粉症もないみたいです。
日本では薬を飲んでなんとかしのいでいましたが、
今年はまったく問題ありませんでした。

。。。
話がそれました。
今日で9試合終わって6勝3敗。
結構好調です。
ということは、あと10試合もあるのか。。。
先は長いです。

2010年7月4日日曜日

自転車の盗難

冬の間の通学は徒歩でしたが、暖かくなったので自転車にも乗るようになりました。
大した距離ではないのですが、自転車に乗るのが好きなので。

私の住んでいる周辺から大学にかけては、自転車用レーンが歩道と車道の間にあります。
歩道は走ってはいけません。
慣れないと不安なのは、左折するときです。
(アメリカは車は右側通行です。念のため。)
なんと、車道を走って、車と同じように左折をまたなければいけません。
待っている間も車はびゅんびゅん追い越していくので、
結構こわいです。

どうしてもこうしなければならないわけではなく、
自転車を押していけば普通に横断歩道も渡れるので、
怖い時はそうやって左折しています。

さて、自転車に乗るとなると気になるのは盗難です。
そのためには頑丈な鍵で絶対動かないものに固定しなければいけません。


こんなもの↑が学校やスーパーの駐輪場にあって、
これはどんなに頑張っても動かすことはできません。

普通のママチャリについているような鍵ではだめです。
鍵が付いたまま丸ごと持って行かれます。
チェーンも簡単に切られてしまうので避けた方が無難です。

安心なのはU字型をしたものです。
実物の写真をと思って調べていたらこんなサイトがありました。
とてもわかりやすいです。

このサイトでは簡単に切れてしまっていますが、
私はもっと太い(直径1.5cmくらい)のU字の鍵を使って
自転車止め(とでも呼ぶのだろうか)に固定します。

念のため、太いワイヤーの鍵をもう一本つけていて、それはサドルと後輪と本体をくくりつけるために使っています。もうこれで完璧のはずです。

が、先日ついに盗られてしまいました。
といっても自転車本体ではありません。
後輪を止めるためのねじ一組です。。。

それ以外は無傷でした。
一体何のためにそんなものを盗んだのか、
サッパリわからないのですが
何しろなくなっていました。

自転車屋さんに行ってつけてもらって$10。
まあ、このくらいで済んでラッキーだったと
考えることにしました。

Group trip

うちの研究室は、年に2回、イベントを開いてくれます。
教授が「そろそろやるぞ」指示して、実際の企画は大学院生がやっています。
夏はgroup trip。
冬はwinter party。
あ、ここにもパーティーが出てきました。
こんな感じでなにかと「パーティー」となるのです。
これは前に書いたような気がします。たぶん。

で、今回は夏のイベント、group tripに行ってきました。
日帰りで、Boston近郊の町に出かけます。

毎年イベントの内容は違いますが、今年は帆船を借り切ってクルージングでした。
うちの研究室のHPに毎年のGroup tripの写真が載っていて、
どこで何をしたのかが分かるようになっています。

ちなみに、どんな感じだったかというと、

朝、MITに集合してみんなで朝食(コーヒーとマフィン)。
それから車に分乗して1時間ほどかけて目的地に(Glousester)へ移動。
ついたらお昼ごはんまでバレーボール、サッカー、野球をしてみんなで遊ぶ。
お昼ご飯は事前に買って持ってきたパンとか野菜とかハムで各自サンドイッチを作って食べます。
それから船の出るところまで移動して船に乗りました。
船は湾から少し出るところまでいった程度なのですが、幸運なことにクジラが見えました。
かなり遠くにちょっとだけでしたが、あれは、たぶんクジラです。
で、夕方5時過ぎに陸に戻って、そのままそばのシーフードレストランで夕食。
食事が済んだらまた車に分乗して解散でした。

ちなみに、すべての研究室がこうというわけではないようで、
教授の好みみたいです。

2010年6月30日水曜日

夏休み

大学院生は試験も終わり、今は夏休みです。
もちろん中学校とか小学校も休み。
同じ研究室のMITの大学院生は試験とかTA(ティーチングアシスタント)で結構忙しく、
なかなか研究に集中できないようなので、今の時期は自分の仕事を進めるチャンスみたいです。

さて、私の実験台は廊下から近い場所にあるため、
宅急便を持ってくるおじさんをよく見かけます。
大きな台車に試薬とかをのせて、ごろごろと配って回っています。

先日も、仕事をしながらそのおじさんがちらっと視界に入ったのですが、
なんかいつもと違うことに気がつきました。
???
台車に段ボールと一緒に子供が載ってる???

しかも2人。

その後も子供の乗った台車とそのおじさんを数回見かけました。
今までは見たことがなかったので、
おそらく親が共働きで、普通に学校がある間は子供は学校に行かせていたのが、
夏休みになって家で面倒を見る人がいなくなり、
仕方ないのでパパの仕事についてきた、ものと思われます。

ちなみに、マサチューセッツだかアメリカだかの法律で、
小さい子供を子供だけでほおっておくと罰せられるというのがあったと聞いています。

そういった都合もあって多めにみられているのかもしれませんが、
それにしてもこれは日本ではありえないなあ、と思ってしまいました。

かといって、それに反対するつもりもありません。
そのおじさんはいつもと同じように荷物を運んでいるし、
子供達もそれを邪魔するわけでもない。
何も問題ないのだからいいんじゃないかなーと思います。

もちろん、仕事の種類にもよるとは思いますが、
こういったことにもう少し寛大になったほうが、
子供手当なんかをばらまくよりもよっぽど
社会がうまく回っていくのではないかなあと
思った次第です。

さすが自由の国。
そしてこのいい加減さが意外と悪くないなあと思う今日この頃です。

2010年6月27日日曜日

pfizer posdoc

MITのメールアドレスを持っていますが、
そこにはいろいろな情報が送られてきます。
研究室内の情報とか、学校の行事とか、求人情報とか。

そのなかで興味深い募集がありました。
Pfizer posdocです。
MITのあるCambridgeにはファイザーやノバルティスといった大手製薬企業の研究所があり、
こういった募集がたまにあります。
会社なのにポスドク?と思ったのですが、要するにpermanentではない採用です。即戦力を求めるので、基本的にはPh.Dがないとダメ。給料については記載されていなかったのですが、普通の大学でのポスドクよりは高いらしいです。でも、募集要項の最後に「会社はいつでも解雇することができる」とはっきり書かれていて、とてもシビアです。

きっと会社で職を得たいと思っている人にとっては、そのまま雇用契約を延長とか格上げしてもらえればラッキーだし、だめだったとしても他の会社に応募するときに箔が付くのかもしれません。

すごい採用の仕方だなあ、と驚いてしまいました。
ドクター持ってても、ある日突然「来なくていいよ」と言われる可能性ありの仕事なんて。。。
とても厳しい世界です。。。

2010年6月25日金曜日

融点

結晶の融点を測定していてふと思ったのですが、
結晶多形がある場合は、融点が違いますよね。

ということは、ある新規化合物を作って論文で融点を報告してしまうと、
それとたまたま違う結晶多型の結晶が出たときに融点がちがうことになってしまいますよね。

なので、融点を報告することは、NMRとかがなかった昔は意味があったものの今の時代ではあまり意味がないのではないかと思ってしまうのですが。。。

あまり自信がないので、もしこの考えがまちがっていたらどなたか教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

2010年6月20日日曜日

パーティーの服装

パーティー。
日本人にはあまりなじみがありません。
特に会社だと「飲み会」とか「打ち上げ」とか
まあ、飲んで騒いでがメインみたいな感じがします。

同じ研究室の大学院生が毎年夏に開いているというパーティー。
声をかけてもらったので出てみることにしました。

これまでもパーティーという名の付くものに何回か出てみて、
だいぶ状況がつかめてきました。
(あくまでも友人の間でのパーティーです。フォーマルではありません。)

服装については決まりはありませんが、
それなりにフォーマルなものが良さそうです。
日本人以外の方々の服装の共通点をみていると二つの点に気が付きました。

1.襟の付いている服を着る。
2.革靴をはく。

カジュアルなパーティーでもこれは守っておいた方がよさそう、
みたいな認識があるものと思われます。

日本だと特に夏だったら、きれいなTシャツでもOKかなとおもったりもしますが、
あまりそういう恰好をしている人を見かけません。

ちなみにパーティーで何をするかというと、ただ料理とお酒をを楽しみつつ、
いろいろしゃべって、好きな人は踊ったりして、みたいな感じで時間が過ぎてゆきます。
たいていの場合は近所の迷惑を顧みずに音楽がガンガンかかっています。

今回の料理はメキシコ料理とイタリア料理でした。
自国の料理を披露してくれるので、とても楽しいです。

日本のマンガ

きのうは、同じ研究室の大学院生がパーティーによんでくれたので行ってきました。
彼は毎年夏にパーティーをやっているそうで、
同じ研究室の仲のいい人たちと、
MIT化学科の彼の友人が15人くらい集まりました。

内訳は日本4人、中国2人、アメリカ2人、スペイン2人、イタリア2人、ドイツ2人、韓国1人、オーストラリア1人、カナダ1人。
プチワールドカップになってました。
で、みんなで飲んだり食べたりしながら大したことない話をするわけですが、
その中で、イタリア人の友人が「日本の漫画が大好きだ」という話になりました。

彼のお気に入りはキャプテン翼だそうです。
そこまでは分かりました。
私も小さい時に読んだことがあったので。

でも、彼は結構くわしいのです。
他にもこんなのが好きだと言って挙げたのが、
らんま1/2とか、鉄腕アトム、アルプスの少女ハイジ、
マジンガーZ、ベルサイユのばら。。。

このあたりになると、私は名前は知っていてもちゃんと読んだことがないので、
残念ながら話についていけません。

日本の漫画は海外でも人気だとは聞いていましたが、
ほんとでした。
イタリア人の彼だけでなく、スペイン、韓国、オーストラリア、カナダの彼も
日本のアニメを知っていました。

日本でみる海外のアニメって、あまりないですよね。
思いつくのはセサミストリートとか、ディズニーとか、シンプソンズとか。
でも、たいてい子供向けだったり、シンプソンズに至ってはどこがおもしろいのかすらわからない、
そんな記憶があります。

それに引き換え、やっぱり日本のアニメはすごいみたいです。

2010年6月19日土曜日

クリームチーズ

最近の朝ごはんの友はクリームチーズです。
日本では全く買わなかったのですが、
こっちでは比較的安いような気がして買っています。

日本でおなじみの銀色の箱に入ったフィラデルフィアのクリームチーズが、普段は$2、安い時は2個で$1だったりして、
それで買ってみたのですがそれ以来結構はまっています。
googleで調べてみたら、希望小売価格は480円。
実勢価格がどの程度かはわかりませんが、それに比べると安そうですね。
Traders Joeというスーパーのプライベートブランドみたいなのなら
いつでも1個$1.5で、最近はいつもこれです。

食べ方は、食パン+クリームチーズ+イチゴジャムとか、味付きベーグル+クリームチーズとか。
シンプルですが、なかなか飽きません。
ケチって薄く塗ったらダメです。アメリカ流でたっぷり塗りましょう。

2010年6月16日水曜日

ピザ

昨晩は研究室の友人とパブでセルティックスの応援していたのですが、
こういうふうに数人が集まって何か食べるとなると、
かなりの確率でピザが登場します。
家では普通のゴハンを食べているので、
たまに食べる分には結構おいしいです。

さて、そのピザですが、
こっちではなにしろ安いということを昨日知りました。
直径40cmくらいある大きなピザが、$10程度なのだそうです。
日本だったら3000円とかもっとしたような気がします。
それに気づいてからTVのCMを見ていたら、
日本でもおなじみのピザハットが、
「どのトッピング、生地を選んでも一枚$10!」といっているのに気付きました。

では、なぜピザが安いのか。
友達に聞いてみた。
そしたら、「ピザ屋さんがたくさんあって競争が激しいからでしょ」と普通の答えが。
でも、そう言われてみれば近所に思いつくだけでも4軒くらいありました。
もうひとつ理由があるとしたら、チーズとかが安い、ということもあるのかもしれません。

2010年6月15日火曜日

ボストンセルティックス

今日は、夜みんなでバーに行ってバスケットボールの試合をテレビで見ます。
今日の試合でボストンセルティックスが勝てば、アメリカ1が決まります。
なので、みんなで応援。

MITの中にバーがあります。
ただ、基本は飲み物だけしか出てこないようで、
食べ物がほしければピザとか、電話で注文します。
持ち込み、ですね。

行ったことがないのでよくわからないのですが、
HPによると500mLのバドワイザーが$1.5だそうです。

ううむ。やすい。

なので、食べ物を持ち込めば、外で飲むよりもものすごく安く飲めることになるのだと思います。

2010年6月14日月曜日

ワールドカップ

はじまりました。
ワールドカップ。

2002年4月に大学院を卒業して就職し、入社してすぐ6月に工場実習というものがあって、
愛媛にある工場に1カ月勤務していました。
その時期にちょうどワールドカップをやっていたのを思い出しました。

愛媛では夜間もある3交代勤務に入っていたので平日の昼間が休みということも多く、
時差の都合だったか、ちょうどサッカーの試合が昼間が多かったのにも関わらず、
会社の同期と一緒に寮のラウンジでテレビを見ていました。

当時はそれなりに楽しんではいましたが、
今はむしろボストンではNBAのセルティックスがもう一息で今年のアメリカ一になりそうなので、
そっちの方が気になっています。

ということで特に試合日程をチェックしていなかったのですが、
研究室のみんなはしっかりとチェックしているようで、
聞いてもいないのに「日本がカメルーンに勝ってるぞ!」とか教えてくれます。

そもそも昔から特に日本(のサッカー)を応援していたわけではなく、
サッカーをすることが好きなわけでもなかったのですが、
さすがに世界各国から学生やポスドク君が集まってきているところにいると、
やっぱり突然愛国心に目覚めて日本を応援したくなるものかなあ、となんとなく思っていました。

が、

実際はまったくそんなことはなく
個人的にはやっぱりスーパープレーが見れればそれで満足という気がしています。

2010年6月11日金曜日

缶コーヒー

日本にあってアメリカにないもの。
缶コーヒー(ブラック)です。

普段から飲まないのですが、突然気が付きました。
そもそも自動販売機があまりないのですが、
あっても甘いものしか売っていません。
炭酸飲料か、あまいお茶。
そしてコーヒーはありません。

いろいろ聞いてみると、砂糖もミルクも入った缶コーヒーは
いちおう売っているそうです。
でも、ブラックはないそうです。

みなさん朝の通勤のときにスターバックス、ダンキンドーナッツ、Au Bon Painといった
カフェでコーヒーを買い、紙コップで飲んでいます。
砂糖やクリームはお好みなので、好きな人はブラックも飲めます。

とはいえ、やっぱり自動販売機は便利ですよね。
缶コーヒーが好きな日本のサラリーマンのおじさんにとっては
つらいかもしれません。

ニュース

日本のことをすっかり忘れてしまうのもどうかと思い、
こちらに引越してから日経新聞アメリカ版をとっています。

内容がどう違うのかはよくわかりません。
が、おそらくほとんど変わらないのではないかと思います。
とくにアメリカのニュースが多いというわけでもなく、
紙の形が違う(日本の新聞より少しタテ長)ので、
記事を少し並べ替えたというだけのような気がします。

ほかに少し違うのは配達システム。
時差の関係もあると思いますが、少し遅れてやってきます。
そして配達は朝のこともあったり、夜のこともあったり、
雪が続いた日は配達はなしになったり、いい加減なかんじです。

それでも今の時代はインターネットでいつでも日本のニュースが見れます。
ケーブルTV会社にお金を払えばNHKも見れます。
便利な時代です。

そういうわけで日本のニュースとアメリカのニュースを同時に見比べることができるのですが、
当然ながら取り上げられる話題はかなり違っています。

たとえば、今アメリカでは海上油田の事故で石油が漏れ出している事故がよく報道されます。
すでに事故から50日もたっていながら、いまだに漏れを止めることができていないそうです。
wikiによると16000m3/dayなので、1時間に666m3、1分間に11m3ということになります。

仕事の関係で15m3の釜に有機溶媒を10m3移送することがあったのですが、
5cm位のぶっとい配管とポンプを使ってせっせと送液して2時間近くかかりました。
ということはその100倍くらいのスピードで油が漏れているということです。
すごい勢いです。地元の漁師や生態系に多大な影響を与えいて、
住民にはとても大きな問題です。

が、日本ではそれほど大きくは取り上げられていないように感じます。
もちろん、事故発生から2か月近くたっているからだとは思いますが、
なにが言いたいのかというと、立場が違うとニュースも違うということです。

当たり前です。が、普段はあまり気にしなかったことです。
日本にいて、ニュースがずっと同じ事件を報道し続けていると、
そのことがとても重大なことであると錯覚してしまいますが、
もちろん他の事件だって同時に起こっているわけです。
ただそれが日本にとって一時的にはそれほど重要でないと判断されただけのことであって。

もちろんアメリカと日本のニュースを見ていたらそれでいいかというとそうではなく、
他の地域ではまた他の事件が起こっているはずです。

私は新聞記者とかではないので、
それほどニュースに詳しい必要はありませんが、
たまには日本以外ではどんなことがニュースになっているのかを
見てみることも必要なのではないかなあと思っています。

ということで、やっぱり英語を速く読めるととても便利なのです。
とほほ。

ちなみに日本の首相が変わるというのは、アメリカ的にはそれなりに重要なのか、
ちゃんとテレビでも報道されていました。