最近忙しくて更新が滞っていました。
さて、就職活動の続きです。
ポスドクを終えた人がみんなアカデミックに就職するわけではありません。
そもそもアカデミックにはそんなに枠がありません。
どれくらいの比かは正確には分かりませんが、半分くらいは企業に就職するようです。
さすがMITだけあって、皆さん超大手企業を希望されています。
製薬会社ならノバルティス、メルク、ファイザー、アボット。
化学会社ならダウ、BASF、シェブロン、BAYER、などなど。
すごいなー。
もちろん簡単には採用してもらえません。
ある人の父親がノバルティスで働いていて、彼によると、
Chemistは年間10人しかとらないのに、応募は5000人あるそうです。
。。。
これは、相当できる人でもおとされる可能性大です。
もちろん今が不景気だからというのも関係しているとは思いますが、知らなかった。
ちなみに隣の研究室のポスドク氏が最近ボストンのノバルティスに就職しました。
かれ、相当すごいんだなーと今になって思いました。
さて、ポスドク君一般の話です。
彼らは1回のインタビューでオファーを受けることはめったにないようです。
やっぱり何社も受けて、ようやく内定をもらうようです。
なので、アメリカ在住、アメリカ人でアメリカで就職しようとする場合は比較的
自由に多くの会社を受けることができますが、
たとえばヨーロッパからポスドクをしに来ている人なんかは大変です。
アメリカで就職するならグリーンカードを取らなければ難しいし、
ヨーロッパで就職するならインタビューの度に帰らなければいけません。
もちろん、ポスドク君なので、普段実験をして、成果も出さなければ居心地が悪かったりするのです。
そもそもポスドク期間中に有名研究室で論文を出して、
箔をつけようという意図があったのに、就職活動に精を出して
そのために本業がおろそかになっていては本末転倒のような気がします。
それでも、やっぱり大変そうです。
自分が就職したときは就職氷河期(入社は2002年4月、内定をもらったのが確か2001年の4月くらい?)
だったのですが、それでもそこまで大変だったような気はしません。
ちなみに、彼らは「内定をもらった」とは言いません。
「オファーを受けた」と言います。
そして、「オファーを受諾する」みたいに言います。
あくまでも、対等か、むしろこっちが立場が上、みたいな感じに聞こえます。
これも考え方の違いなのでしょうか。
就職活動は、こんな感じですかね。
そういえば大学院生がPh.Dをとった後どうするかについて
書いていないような気がします。
では次回はそれについてかくことにします。
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