2011年7月24日日曜日

Arizona tea

さっきの投稿でたまたま発見したArizona tea日本上陸の情報に興奮して
もうひとつ書いてしまうことにしました。

日本でも売っているっぽいのがGreen tea。はちみつ,
Ginseng入り。
Ginsengは、朝鮮ニンジンのこと。

私の主観では、猛烈に甘く、おちゃの香りはしない。
しているのかもしれないが完全に甘さの陰に隠れてしまっています。
甘さのために後味が悪く、夏ののどが渇いたときに飲んでしまったりすると、
むしろさらにのどが渇くという悪循環に陥ります(私は普段は飲みません)。
朝鮮ニンジンパワーで健康になれるのかもしれませんが、
あれだけ大量の砂糖を一緒にとるのはどうかと思います。

ちなみに私は学校でタダで手に入れたArizona green teaを飲んで、
今後二度と飲まないことをかたく誓いました。

ちなみにホームページをみると12缶で3000円くらいします。
やっぱり輸入品なので高いみたいです。

おいしくない飲み物

ココナッツジュース。
なんか南国っぽくて、夏っぽい気がします。
結構いろんな種類のココナッツウォーターが売っています。
とりあえず試さねばと思って買ってみたら
とおもったらとんだ目に会いました。

前に書いたおいしい飲み物"Naked"シリーズのココナッツウォーターを選びました。
300cc位の紙パックで2ドル。
決して安くはありません。

これがまずい。
なんかココナッツの青臭いにおいが強くて、
砂糖がすくないのかむしろややしょっぱい味がします。
一般的な「ココナッツの味」みたいな感じが全くしないのが不思議です。
あまりのまずさに最後まで飲めませんでした。。。

その代わり、というわけではありませんが、
こんなのも試してみた。
Arizonaという飲み物。
結構メジャーな飲み物で、Arizona teaの緑茶という加糖の飲み物が猛烈に甘いことで有名らしい。
調べてみると、去年日本に静かに上陸していたらしい(上のリンク参照)。
勇気のある方は是非チャレンジを。劇マズです。ガムシロップ好きにはたまらないかも。

そのArizaonaシリーズのスイカ味。680ccの缶で99セント。これが定価っぽい。
スイカはボストンでは安いので(500gで0.5~1ドル程度、メキシコ産)、
わざわざこんなのを買う必要もないが敢えて挑戦。


すると、そんなにもまずくない。
決しておいしくはないが、なんとか飲むことはできました。
フルーツパンチとか、そういった飲み物は失敗することが多かったので、
今回はそれを避けてスイカにしたのがよかったのかもしれません。


ま、決しておいしくはないんですけどね。
こういうのを飲めば飲むほど、日本の飲み物(アクエリアスとか、フルーツ系の飲み物とか)は、ホントによくできているんだなーと思います。

Beach

ことしも夏がやってきました。
ボストンの短い夏を満喫するためにみんなせっせと外に出かけます。
はたからみていると、なんでみんなそんなに出かけたがるのか、と疑問に思いますが、
長ーい寒ーい冬を経験して、みんなの気持ちが良くわかりました。
ということでビーチに出かけることにしました。

Revere beach。
地下鉄のブルーラインの終点の駅まで行って(ボストン中心部から20分くらい)、
そこから徒歩5分くらいです。
場所が便利なためか、ものすごく混んでいます。




ちなみに海のみずは冷たいらしい。
みなさん泳ぐのではなく、ねっころがったりして過ごしているみたいです。


2011年7月20日水曜日

JFK


JFK博物館(?名前忘れた)に行ってみた。
地下鉄で南に行って、駅から無料の送迎バスが出ていました。
海沿いのとてもきれいなところでした。



博物館の展示内容自体はそれほどたくさんはありません。
何しろ1人の大統領のためだけの博物館なので。

それでも映像資料がたくさんあり、
アメリカの歴史の勉強、英語の聞き取りの練習も一気にできる
社会科見学にはうってつけの場所です。

たまたま7月4日の独立記念日の前日に行ったためか、そこそこ人はいました。


ふと思ってしらべてみたら、Kennedyさんが大統領をやっていたのが1961年1月から1963年11月。
キング牧師が有名な”I have a dream”の演説をしたのが1963年の8月。この二人が同じ時代の人だったという感覚が今まで無かったもので、念のため確認。そうだったのか。

やっぱり博物館なので、Museum shopみたいなのもあって、大統領の名前の入ったネクタイとか、鉛筆とか、Tシャツとか、旗とか、そんなもん何に使うんだというようなものがたくさん売っていました。
でも、やっぱりKennedy大統領はほかの大統領とは違うカリスマみたいなものなので、特にマサチューセッツでは特別なのかもしれません。

ある大企業の集団面接

うちの研究室のドイツ人ポスドク2人がいってきたみたいです。
ドイツのある化学会社が、ニューヨークで集団面接みたいなのをやっていたそうです。

参加したいポスドクは、ポスター発表をすることが必須で、今までの研究サマリーを送って応募し、それにOKが出て初めて参加を許されます。参加したポスドクはアメリカ、ヨーロッパから合計24名。ちなみにみなさんアメリカ、ヨーロッパの超有名研究室からきている人が大半だそうです。

会社からは10人のchemistが出席。
会議室みたいなところで化学の話をし、
夕方は船に乗ってマンハッタン島の周りをクルージング。
いっしょにランチ、ディナーを食べ、費用は全部会社持ち。。。

そこまでするか、と言いたくなりますが、それでも一人一人をインタビューに呼んでやる費用を考えると、それほど変わらないのかもしれません。
しかも、そうやって集団でやると、誰が一番いい、とかいう比較がしやすいのかもしれません。
リーダーシップをとることに慣れている人、とか、
そういうのがよく見えるのではないかと思われます。
取り繕おうとしても、3日間もべったりだったら、ボロはきっと出てしまうことでしょう。

なるほど。
大会社でポジションをとるのは、並大抵のことではないのですなあ。

Boston Harbor


日曜日にノースエンドに出かけてイタリアンを食べた後、ボストンの海沿いを散歩してみた。
写真はありませんが、ものすごい人が大勢いて、その大半が観光客っぽい。
みんなホエールウォッチングとかクルージングに興味があるようで、船は満員。
個人で船をおもちの方々も大勢いらっしゃるようです。
やっぱりお金持ちが大勢住んでいるんだろうなあと思われます。
ちなみに船自体はそれほど高くないが、それを停めておく権利が高いらしいです。





天気も良くてすごく暑いのですが、
日陰に入ると風が吹いていて、湿度が高くないのですごく快適です。
ダンキンドーナッツのアイスティーを買って、座ってしばらくのんびりしてみた。


リラックス用のいい椅子を持ってくれば、一日のんびりするのも悪くないと思います。

バレーボール大会


今年もやってきた恒例のMIT化学科研究室対抗バレーボール大会。
去年も書いたとおりかなりのレベルの低さ(予想通り?)ながらも、
いい運動になるので楽しんで参加しています。
とくにうちの研究室は教授が見に来るし。



そういえば、あまり背の高くないオーストラリア人のポスドクが呟いていました。
「背の高い奴はいいよな。スポーツするときも便利だし、それだけでモテるし。
世の中は不公平だ。

だそうです。

iPhoneでなんでもできちゃう

学校のNMRは、基本的にオンラインで予約して使うシステムになっています。(すべてではなく、一日に数時間ずつwalk on timeというのがあって、予約なしで使える時間もあります。)

最近、NMR室の壁に張り紙があることに気付いた。
「iPhoneでNMRを予約をしたいって?現在検討中です。」
確かにできたら便利だが、もう、そこまでしなくても。。。

2011年7月17日日曜日

英語の感覚

もうネイティブスピーカーでない以上は仕方ないのですが、
いまだに首をひねることが多々あります。

たとえばfunny。

英語をWordで入力しているとき、改行のところで長い単語に当たると、自動的にハイフンが入って改行されます。すると、あれ?っというような切れ方をしたりします。
たとえば、regioisomersという単語。

途中で自動改行されてregioi-
somerとかなったりします。]
それはせめてregio-
isomerでしょう、という気がします。
これをでも、これはこれで正しいのだそうです。
これを見て教授は「funny、だけど正しい」とのことです。へー。

それから、fancy。

ものすごい嵩高いエステルなんかを作ってみたりすると、それがfancyだとか言われたりします。.たとえば9-aanthracenyl methyl esterとか。
Fancy。。。そうなんですか。としか言いようがない。
でも、ネイティブスピーカー(しかも大学教授)がいうんなら、きっとそうなんでしょう。

2011年7月10日日曜日

論文を出す前に

日本にいるときに読んだ本、「論文捏造」(村松 秀、中公新書クラレ)。たまたまこっちに持ってきていて、ちょっと手にとって読んでみて思い出しました。

当時は会社で普通に仕事をしていたのでそれほど考えなかったのですが、自分が大学で研究する身になってみてから読み返すといろいろ思うところがありました。

本の内容については詳しく述べませんが、実際に論文が捏造された事件を追ったNHKのドキュメンタリー番組の文書版、みたいなものです。

誰かが発表した論文の結果がホントかウソかを判断するのは難しい。まだ有機化学の実験的なところであれば比較的簡単に再現実験ができたりしますが、そうでなければ時間もお金もかかるし、大変だと思います。

うちの教授はそのあたりとても慎重で、一つのプロジェクトを論文にする前に、必ず誰かに再現実験をやってもらうことを求められます。そのプロジェクトと関係ない仕事をやっている人を選んで、原料と、論文に載せる実験手順をわたして、あとは一切説明しないでやってもらう。つまり、その論文が世に出たときに世界のどこかで誰かがやろうとしたときに、有機化学の基本的な心得がある人であればちゃんとできるかどうかを確認するわけです。

もちろんこれだけで万全、というわけではありませんが、本来の結果とあまりにかけ離れた結果が出てしまったら、クリアされていない問題がまだ残っていると判断することができます。

再現実験だけではなく、論文に載せる反応例を作るための実験についてもうちの研究室のルールがあります。それは、すべての反応は必ず2回やって、そのデータを平均して出す。また、その2回は不斉触媒を(R)と(S)両方を使ってやることで、HPLCでのピークの重なりによる誤った光学純度が論文として出ないようにしています。もちろんこれも万全ではなく、また、売っている触媒ならまだしも、自分で作る触媒であればそれをえっちらおっちら作らなければならず、かなりの重労働が追加されることになります。それでも、そうすることでできる限りきちんとした結果を報告しようと努力されているわけです。

少し前ですが、こんな論文が出たということで読んでみました。有機合成をやっている人なら興味をもって読めると思います。なかなか難しい問題です。

Cawder fest

ボストンといえばクラムチャウダー。
レストラン対抗チャウダー選手権みたいなのがあったので行ってきました。Bostonの市役所の前の広場が柵で囲われて、その中に入るのに12ドルくらい払います。中に入ったら今回は6つあるレストランのブースにいって、チャウダーをいくらでも食べれます。


こんな感じで小さなカップに入ったものを渡されます。ちなみにクラッカーも一緒にもらえるので、意外とおなかは膨れます。



  

チャウダーといっても、いろいろあります。基本は魚介類っぽいようですが、いろいろ味付けが違います。ロブスターっぽいものとか、ベーコンが効いているもの、去年のチャンピオンはチーズがたっぷり入っている濃厚タイプ。ほんとに全然違います。あとは好みの問題とおもわれます。ひとしきり食べて最後に投票して終わり。でも、その結果はどうなったのかわかりません。調べたらわかるんだとは思いますが。。。

去年も来た人がいうには、今年は参加するレストランが少なかったそうで、去年は10軒くらい参加していたそうです。

独立記念日(2回目)

ことしもやってきました。
アメリカ中が熱狂の独立記念日です。

ことしは、となりの研究室の大学院生が良い場所に住んでいてそこでパーティーをするというので
いってきました。

花火が上がるチャールズ川沿いのビルの20階からのすごい眺めです。
向こう岸がBostonのダウンタウンです。

そして22時半過ぎについに始まりました。

どんぱちどんぱち。
もう、風情なんて全くなし。
ノリノリの音楽をガンガンかけながら花火を見ます。

よこで酔っ払ったアメリカ人らしきひとが
「これこそアメリカなんだぁ~」と(英語で)言ってました。
たしかに。日本では、これは、ない。

花火が終わると同時に人が一斉に地下鉄の駅に向かいます。
うちは徒歩で帰れるので問題なかったのですが、地下鉄の駅は入るだけでも相当待たされるような状態で大変なことになっていました。それでも見にやってくるほど大事な日のようです。

2011年7月5日火曜日

スナックの王様

さいきん今までで一番おいしいポテチに巡り合えました。
右側です。(左はまだ食べていない。Whole Foods Marketのプライベートブランドらしい。)


何がおいしいかと言うと、味が薄い。
Laysとか、cape codとかは、おいしいけど味が濃すぎます。

ちなみにこのポテチはやや高級品です。
Organicとか、そういったちょっと高めの商品の棚に置いてある。
重さと値段を考えると、ほかのポテチよりも高いのです。

お恥ずかしい話ですが、前に近所のそれほど高級ではないスーパーの
プライベートブランドのスナックをうっかり買ってしまった時は大変でした。
しょっぱいし、脂っこいし、その上安いから量が多くてもうニッチもサッチも行かなくなりました。

ということで、 今のところこの写真の右のポテチが暫定王者です。

2011年7月3日日曜日

iPoneで遠隔操作

学校のNMRを管理する組織があって、4人の職員がいつも機器分析にいます。
でも基本職員なので、勤務時間は平日の8時~17時。それ以外の時間はいません。
ちなみにNMRは600MHz1台、500MHz3台、400MHz2台、300MHz1台で、
たまにものすごく混みますが、予約システムもとても便利で比較的ストレスなく利用できます。

さて、職員不在時にNMRでトラブルが起きたときのために自前のヘルプデスクみたいなのがあります。なにかトラブルが起こったときにヘルプデスクのメールアドレスにNMRに詳しいポスドクとか大学院生に一斉にメールが送信され、たまたま学校にいて手が空いている人とかがボランティアで問題を解決してくれます。

先日友人がNMRの測定後にソフトをログオフしようとしたらフリーズしてしまったそうです。NMRはWinでもMacでもなく、Unixっぽいので勝手に再起動したらダメと書いてあります。金曜日の夜だったので、もしそのままになると、月曜日の朝までNMRがそのまま使えないことになります。で、ヘルプデスクにメールを送っておくのがいいのではないかなあということになって、彼はメールを送ったそうです。
すると、NMRを管理する組織の職員さんがiPhoneを使って遠隔操作し、そのパソコンを再起動して無事に元通りつかえるようになったそうです。

へえええ。そんなことできちゃうんですか。
これ、コンピューター業界の人では当たり前なんですかね。
ビックリしました。