2009年10月31日土曜日

WiFi(うぃーふぃー)→(わいふぁいに訂正)

街のカフェ、学校などではFree WiFiが当たり前です。
(インターネットの無料無線LANのことです)
日本でもホテルとかにPCを持ち込めば有線で接続可能というサービスは多いですが、スタバとか他のカフェなんかではどこでも無料で接続できます。

学校で使う自分のPCは日本で買って持ってきました。DELLで買ったので仕様をいろいろカスタマイズできて、その中に「無線LANカードを装備する」というのがあったのですが、日本で一度も使ったことが無かったので「なし」にしてしまっていました。でも、どうやらこっちでは標準装備が当たり前みたいです。あわててUSBタイプの無線LANカードを買いました。
ということで、今後PC購入を考えている方、無線LANは絶対につけておきましょう。
こんなに便利なものとは知りませんでした。

最近のニュースで日本のスタバでは全店でLAN接続できるようになったそうですね。
2年後には日本でも当たり前になっているのではないかなと思います。

研究室にテキサスからやってきた学生君がいて、
彼にWiFiってどう読むのか聞いてみました。
そしたら、「わいふぁいかなあ。うぃーふぃーって呼ぶ人もいるけど、正式にはわいふぁいだねえ」
とのことでした。ということで訂正、わいふぁい、です。

慣れない英語で話そうとすると

慣れない英語を話すことになってしまって気づいたのですが、これって結構頭の訓練になります。

例えばこんな事態になったことがありました。

自分と妻と二人の連名で銀行口座を開き、その時にTemporaryのデビッドカードを一人1枚ずつ渡されていました。本物のカードは後日郵送しますと言われたので待っていたら、1週間くらいして自分の分だけ送られてきました。ふつう日本だったら同時に送られてくる可能性が高いですよね。それなのに自分のだけ届きました。もし途中で盗難にあっていたらと不安に思って、妻の分はどうなっているのか問い合わせることにしました。

そのとき、それを銀行のおじさんに伝えようとするととても難しいことに気づきました。難しいので、できるだけ状況を簡潔に(簡単な英語を駆使して)伝えようと努力するわけです。

・最近妻と連名の口座を開いたこと。
・それぞれ1枚ずつtemporaryのデビットカードを持っていること。
・昨日、自分にだけ本物のカードが送られてきたが、妻の分はなかったということ。
・妻の分が盗難にあっていないか、ちゃんと注文されているのかを確認したいということ。

これらを順番に、伝えてみました。
結局、苦心して考えた質問はちゃんと伝わりました。コンピューターで検索したところ発注は受けているがまだ発送されていないのでもうしばらく待つように、ということが分かって一安心となりました。

苦手な言語で何かを伝えようとするとき、今の例のようになんとか伝わるように一生懸命考えることになります。伝わらないととても困るので必死です。そして、簡単な英語で状況を説明する方法を考えることになります。で、これって、結構しゃべり方とか文章の書き方のトレーニングになるのではないかなあと思うわけです。これが英語だから、なのかどうかはよくわかりません。

普段は何気なく日本語でしゃべっていることを、一生懸命考えるというのがとても新鮮だと感じたという話でした。

ちなみに、何か確認したいときにI want to make sure ...というフレーズを愛用しています。とても便利です。

電話番号

携帯の数字ボタンのところにアルファベットが付いてますよね。数字の2のボタンにはABC、3のボタンにはDEF。
これが何の役に立つかなんて考えたこともなかったのですが、こっちにきてようやくわかりました。
これ、電話番号を覚えやすくするために便利なんです。

例えばU-HAULというトラックのレンタル会社の電話番号は

1-800-GO-UHAUL

となっています。
これがどういう意味かというと、アルファベットを数字に変換します。

ABC 2
DEF 3
GHI 4
JKL 5
MNO 6
PQRS 7
TUV 8
WXYZ 9

Uだったら8を2回押す、というのではなくて単に8を1回押します。
ということですべて変換すると電話番号は1-800-46-84285ということがわかります。
数字を覚えなくても簡単に電話がかけられます。
よく考えてみると、日本の変な語呂合わせよりも明快で、とても便利だなーと思いました。

保護眼鏡の形

安全については比較的配慮されているという話は前に書きましたが、保護眼鏡をちゃんと着用しなさい、というのが一番うるさく言われています。元MITにいてノーベル化学賞を受賞したシャープレス教授は、実際に割れたガラス片で片目を失明しているそうです。おそらくそういう事故があって以来厳しく言われるようになったのだと思います。

さて、今回少しだけ実験器具を持って行きましたが、その中に愛用の保護眼鏡があります。今日その保護眼鏡が行方不明になってしまいました。で、仕方ないから共用のものを初めて使用したのですが、なんだかサイズが合いません。幅はあっているのに、鼻の下のほうへずり落ちてきます。で、はたと気がつきました。そうか。こっちの保護眼鏡は、鼻が高い人用に作ってあるのか。そう考えると合点がいきます。

ということは、企業の査察で海外からやってきて、工場で保護眼鏡をすると、サイズがいまいちあっていない可能性があるということなのでしょうか。そういえば安全靴は30cmオーバーのものを用意しておいたほうがいいと言う話も聞いたことがあります。

ちなみに今日はハロウィンです。街中を変な格好をした大人がうろうろしています。

2009年10月27日火曜日

ラーメン

近所のスーパーで、こんなものを見つけました。



89セントです。とりあえず食べてみましたが・・・

なんか麺の味が違います。
もともとインスタントラーメンなのですが、
それがさらにインスタントっぽくなったかんじというか。油のニオイもきつい感じ。
スープの味は日本のと変わらないようです。

ということで、サッポロ一番はあきらめて他のラーメンにも挑戦してみました。
これです。



まるちゃん。なぜか25セントと激安。日本のとおなじくらいの普通の大きさです。オリエンタルフレーバーってなんだろうかと思いつつ食べてみましたが・・・

けっこういけます。普通のインスタントラーメンというかんじ。
オリエンタルフレーバーというのは、ショウガの味がするしょうゆ味みたいな感じで普通です。

そういえば、こっちで中華三昧も手に入るそうです。
「地球の歩き方」にのっているボストンのラーメン屋さんよりもおいしいらしいので、入手したら試してみます。

2009年10月25日日曜日

ガロン瓶

普段使っているガロン瓶は4L入りです。
こんなものまで大きいとは。。。

ちなみにすべてのメーカーではないのですが、
アセトンやヘキサンはポリの容器です。
とても安全です。

送別会

きょうはおなじ実験室で仕事をしているイタリア人のvisiting studentの送別会がありました。そもそも「あれ?」っとおもったのが、去ってゆく彼が送別会を企画するのです。ほかのひとに聞いてみると、送別会は去る人がこれまでの感謝の気持ちをこめて皆さんを招待するというスタンスなのだそうです。彼の親戚のおねえちゃんがすんでいるちょっと広い家(15畳くらい)のリビングでの立食のパーティーでした。
ホストが食事を、ゲストがお酒とか差し入れを持ちよります。

20:30からだったのに人が集まり始めたのは21:30ごろから。
20人くらいがあつまってきたとおもったら、テーブルをどけて(主にイタリア人の方たちが)踊り始めてしまいました。24:00になっても全く終わる気配がなかったのでぼくは先に失礼してしまいましたが、あのあとまだまだ続きそうでした。案内のメールには

Time: 8:30 pm until the neighbors complain.

と書いてありました。
そうか、大音量でCDをかけていたのは確信犯だったのか。

何しろ皆さんのテンションの高さについていくのが大変でした。
同席していた同じ研究室の日本人(在米1.5年)も「今日はみんなテンションが高いから普段以上に大変」と言ってました。日本人にとってはこっちの方が仕事よりもハードルが高いのかもしれません。

2009年10月23日金曜日

オバマ大統領がMITに

きょう、オバマ大統領がMITにやってきました。
なんでもアメリカがクリーンなエネルギー開発で世界をリードして欲しい、
ということでMITを訪問したみたいです。

オバマ大統領が遠くからでも見れるかもしれないと思い、
カメラを持って講堂のそばに行ってみたら予想通りすごい人だかり。
しかも柵が設置されていて、講堂から100m離れたところまでしか近づけませんでした。

しばらくするとパトカーに先導されたでっかいリムジンが講堂に近づいたところまでは見えたのですが、結局オバマ大統領どころかSPの姿すら見ることはできませんでした。

ちなみに講演内容はMITのHPで見れます。

2009年10月20日火曜日

流れる音

きょうはちょっと汚い話を。
食事中の方はごめんなさい。

初めてボストンにやってきて驚いたのが、トイレを流すときの音の大きさです。
ぐぅぉぉぉぉぉぉーとすごい音を立てて流れます。
最初に泊まったホテルがたまたまそうだったのかと思っていたら、
どうやら他もうるさいことがわかってきました。
すごいパワーなので性能としては問題ないのですが最初は驚きます。

ついでというわけではありませんが、そういえばアメリカに来て以来一度も
ウォシュレットにお目にかかっていません。
アマゾン.comでは売っています。
ぜんぜん普及していないということは、もしかしたらあの便利さを皆さん知らないのかもしれません。
がんばれTOTO!

2009年10月18日日曜日

寒いと思ったら・・・

今日は初雪が降りました。

ちょっとわかりにくいのですが、動画をアップしてみました。
うちの窓からの景色です。

2009年10月17日土曜日

ビールとタバコ

普段はビールを飲みませんが、今日はビールを大量に飲む人たちと一緒に飲んだので情報をゲット。
どうやら、缶ビールが1ドル30セントくらいらしい。キリンの一番絞りも買えるらしく、それも1ドルちょっとらしい。日本の酒税が高いということでしょうかねえ。

逆にタバコはとても高いです。一箱で6ドルくらいします。信じられません。

2009年10月16日金曜日

I am available.

英語で生活を始めて(外でだけですが)、「この単語って便利だなあ」と思うことがあります。
そのひとつが「available]です。

学校で習った感じでは、「利用可能」とか「入手可能」みたいなイメージですが、
どうやら「都合がつきます」みたいに人間に対しても使われるようです。

最初に教授にメールを送ってある日の正午に面会を求めたときに、
「 I am not available at noon.」とのこと。
そうか。「available」っていうのは人にも使っていいものなのか。
ということで、都合がいいかどうか、と聞かれたときに結構利用しています。

テレビ会議の最後に次回の会議日程を調整したりしますが、そのときに「I am not available on next friday.」とか言ってみたりするとちょっと英語慣れしている雰囲気が出るような気がします。

ということで、便利な単語の話でした。

2009年10月15日木曜日

IKEA

イケア、といっても通じません。
かれらはアイケアと言うそうです。

MITに到着した時期にちょうどMITを去るポスドクにもらいました。
ダイニングテーブルとランプ、くつろぐ椅子をタダでゲットしたのですが、その家具がすべてアイケアでした。

家具を持ち上げてみると安い理由が良くわかります。何しろ軽い。中が空洞なんじゃないかと思うくらい、軽い。
でも見た目は悪くないし、一時的に使うのであればぜんぜんOKなのですが。

そんなかんじで家具を手に入れ、うちに足りない家具は本棚だけになりました。
実は4日にオンラインでイケアに注文したのですが、まだ届きません。
運送会社からTELがかかってきたのですが、あまりに早口すぎてわけがわからず困ってしまいました。
なんとかメールでの連絡に持ち込むよう努力していますが、いったいいつになったら届くことやら。。。

2009年10月13日火曜日

アメリカンな感じ

のどが渇いたので、飲み物を買ってみた。
いろんな色の飲み物があります。
またおいおい紹介しますが、その中でも気になっていたのがこれ。



。。。
すごい色です。
実はよく見たらGatorade。
日本でもおなじみのやつです。
日本のはスポーツドリンクらしく白濁色だったのに、
こっちではなぜかこんな色になってしまって。。。

気になるお味はブルーハワイみたいな味(そのまま、ですが)。
とっても人工的な感じで、残念ながらまた買おう、と言うような代物ではありませんでした。
日本で発売されていないのもうなずけます。

2009年10月11日日曜日

2個で3ドル

こちらのスーパーでは、みなさん大量にお買い物をされます。

値札に

2/$3

と書いてあったりします。最初はどういうことか分からなかったのですが、
どうやら、2個で3ドル、という意味のようです。
もちろん1個でも売っていますが、1.8ドルだったり、2.0ドルだったり
まとめて買うほうが明らかにお得に感じます。

それから、

Buy 1 Get 1 Free

というのもあります。
1つ買えば、もうひとつタダで付いてくる。
う~ん。実質50%OFFなんだけど、そんなにたくさんいらないときはどうしたらいいのだろうか。

ともかく、そういうわけで皆さん大量にお買い上げなのだと思われます。
食べる量もすごいので、当たり前なのかもしれません。

2009年10月10日土曜日

How's your chemistry going?

ようやくテーマも決まり、原料の合成を始めました。

実は、結構苦戦しています。
人のせいにするようで心苦しいのですが、
原料や試薬の純度、実験ノートのいい加減さから、
再現するのに苦戦しています。
ただでさえまだアウェーなので、まあ、あせらずに着実にやっていこうと思っています。

で、そろそろラボの人たちにも顔を覚えてもらえたみたいで、
実験室をうろうろしていると、気軽に話しかけてきてくれます。
で、よく言われるのが、

How's your chemistry going?(ぼくの聞き取りが正しければ)

なんか、挨拶みたいな感じで皆さん使われています。
工場でいうところの「ご安全に!」みたいなもんですかね。

2009年10月7日水曜日

信号

Bostonの人だけなのか、アメリカの人だけなのか、日本以外みんなそうなのかわかりませんが、
すくなくとも身の回りの人たち(歩行者)は信号を守りません。車は守っているので、なんとか信号の意味はありますが、歩行者は赤信号(赤ではない。これについてはまた後日報告します)でも当然のようにわたり始め、青信号の車が待たなければならないということも結構あるそうです。お世話になった不動産やさんのおじさんが言うには、そんなときにクラクションを鳴らそうものなら中指を立てられてののしられてしまうそうです。

ともかく、歩行者にとって信号は「自己責任」ということなんでしょうかね。

2009年10月5日月曜日

やっぱり。。。

今日、ようやく仕事が決まりました。
で、前任者がちょっと席をはずしていたので、ひとまず実験台の掃除から始めました。
最初にチラッと見ていたので予想はしていたものの、とっても汚くてびっくり。注射器の針とか、割れたパスツールピペットが散乱していて、挙句の果てにはマニホールドの中からポンプまでが、茶色い何かでべっとりと汚染されていて、よくいままでこれで実験やってたなという感じでした。

もちろん、実験台のきれい汚いは個人差が大きいです。
でも、比較的皆さん汚いです。
安全教育のシステムはきちんとしているのに、もったいないなーと思った次第です。

2009年10月3日土曜日

意外と安全です。

今日、ようやく新人安全教育を終了し、教授の許可をもらえたので実験ができるようになりました。
安全管理は意外としっかりしていて、きちんとした組織(教授6人、学生6人、事務局6人くらい)、教育テキスト、Webベースの講義、最終的なQ&Aで教授の許可をもらうシステムなど、決まった手続きを踏まないと実験ができません。特に保護眼鏡についてはすごく厳しいみたいです。

廃棄物は廃ガロン瓶に自分でラベルをつけて、満タンになったら3日以内に廃液倉庫に持ち込むと業者が廃棄してくれるみたいです。そして、マサチューセッツ州の法律で、廃棄物が規則どおりきちんと管理されているか1週間に1回は安全推進委員による自主パトロールが義務付けられているそうです。

会社って、どうせ(工場に比べたら)量も少ないし、燃やしちゃうからちょっとくらい変なものが入っていても大丈夫でしょ 的なところがあるような気がします。
なかなかやるな、大学。

すごいなぁ~と思っていたら、なぜか白衣に関しては全くルーズで、実験台のところにおいてあるものの、実際に着ている人は1割くらいです。。。

まあ、それにしても大学は安全管理がいい加減で、
企業ではすごく厳しい、という考えは捨てた方がいいのかもしれません。



最近緑茶を魔法瓶に入れて学校に持っていっています。
せっかく緑茶を買ってみたのに、なんかできそこないの紅茶みたいで、全く緑茶ではありません。ティーバッグ20袋で3ドル。緑茶ではなく、こういう飲み物と思えば、特に問題はないので普通に飲んでいます。

2009年10月2日金曜日

セミナーでダンキンドーナッツ

毎週金曜日の10~11時に、MIT化学科のポスドクで名乗りをあげた人がセミナーをすることになっているようです。とりあえず参加してみました。

内容よりも驚いたのが、会場に入ると、ダンキンドーナッツとコーヒーをタダで配っているのです。聞いてみると、どうやら教授のポケットマネーらしい。まわりもちで幹事役の人がいて、手配しているそうです。いやー太っ腹ですねえ。で、みんな甘ったるい油ギトギトのダンキンドーナッツをほおばりながら、発表を聞きます。僕はこの調子で食べていたらいかん、と思ってコーヒーをブラックですすりつつ話を聞いてました。

ドカ弁と呼ばれていたころが懐かしい・・・

2009年10月1日木曜日

Guy

どうやら、こっちでは化合物のことをGuyと呼ぶらしい。
セミナーでみんな黒板を指さしながら「Guy」「This guy」と言ってたので、終わってから聞いてみた。
そしたら、「フォーマルではないところではみんなGuyっていうよ」だって。
そうか。化合物はオスだったのか。。。

ちなみにそうでないときは「This compoud」とか言うそうです。
いやいや、それが普通です。。。