2010年6月11日金曜日

ニュース

日本のことをすっかり忘れてしまうのもどうかと思い、
こちらに引越してから日経新聞アメリカ版をとっています。

内容がどう違うのかはよくわかりません。
が、おそらくほとんど変わらないのではないかと思います。
とくにアメリカのニュースが多いというわけでもなく、
紙の形が違う(日本の新聞より少しタテ長)ので、
記事を少し並べ替えたというだけのような気がします。

ほかに少し違うのは配達システム。
時差の関係もあると思いますが、少し遅れてやってきます。
そして配達は朝のこともあったり、夜のこともあったり、
雪が続いた日は配達はなしになったり、いい加減なかんじです。

それでも今の時代はインターネットでいつでも日本のニュースが見れます。
ケーブルTV会社にお金を払えばNHKも見れます。
便利な時代です。

そういうわけで日本のニュースとアメリカのニュースを同時に見比べることができるのですが、
当然ながら取り上げられる話題はかなり違っています。

たとえば、今アメリカでは海上油田の事故で石油が漏れ出している事故がよく報道されます。
すでに事故から50日もたっていながら、いまだに漏れを止めることができていないそうです。
wikiによると16000m3/dayなので、1時間に666m3、1分間に11m3ということになります。

仕事の関係で15m3の釜に有機溶媒を10m3移送することがあったのですが、
5cm位のぶっとい配管とポンプを使ってせっせと送液して2時間近くかかりました。
ということはその100倍くらいのスピードで油が漏れているということです。
すごい勢いです。地元の漁師や生態系に多大な影響を与えいて、
住民にはとても大きな問題です。

が、日本ではそれほど大きくは取り上げられていないように感じます。
もちろん、事故発生から2か月近くたっているからだとは思いますが、
なにが言いたいのかというと、立場が違うとニュースも違うということです。

当たり前です。が、普段はあまり気にしなかったことです。
日本にいて、ニュースがずっと同じ事件を報道し続けていると、
そのことがとても重大なことであると錯覚してしまいますが、
もちろん他の事件だって同時に起こっているわけです。
ただそれが日本にとって一時的にはそれほど重要でないと判断されただけのことであって。

もちろんアメリカと日本のニュースを見ていたらそれでいいかというとそうではなく、
他の地域ではまた他の事件が起こっているはずです。

私は新聞記者とかではないので、
それほどニュースに詳しい必要はありませんが、
たまには日本以外ではどんなことがニュースになっているのかを
見てみることも必要なのではないかなあと思っています。

ということで、やっぱり英語を速く読めるととても便利なのです。
とほほ。

ちなみに日本の首相が変わるというのは、アメリカ的にはそれなりに重要なのか、
ちゃんとテレビでも報道されていました。

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