今の研究室のボスは、とても丁寧な英語を話されます。
やはり、教授ともなるとそのあたりは気を使われているのではないかと思います。
しかも、偉そうなことも全くおっしゃりません。
なので、彼の英語はとても参考になります。
みんなはこういうけど、先生はこういう、みたいに比較ができるし、
先生の使う英語を使っておけば、おそらくたとえばビジネスの場面でも失礼な表現になることはないものと思われます。
ただ、ひとつ困ることは、イディオムを多用されることです。
ネイティブスピーカーですら知らないようなイディオムを使うこともあるので、
ネイティブスピーカーではない私にはちんぷんかんぷんです。
たとえば、"an elephant in the room"
どういった場面でおっしゃったかは忘れましたが、
これは、みんな気付いているのに誰も口にしない、という意味です。
想像してみてください。
部屋の中に象がいれば全員気づくはずです。でも誰もそれについて口にしない。
そういう状況のことを表わすそうです。
で、もっと困るのが、そういったイディオムを使われたときに
よくわからないので、聞き返すわけです。
そうすると、そのイディオムを
A N E L E P H A N T I N T H E R O O M
とゆっくりとおっしゃってくださるのです。
私が分からないのは、何と言ったかはなくて、そのイディオムの意味なのです。
もちろん先生に文句を言っているわけではなく、お互いの分からないところが分かりあっていないと、
これまた会話が成立しないわけです。
ということで何が言いたかったかというと、
英語が通じない理由は単語を聞きとれないから、だけでなく、
使っている表現が分かりにくいということもあるのです。
まあ、当たり前のことですが、改めてそう思った次第です。
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