2011年2月24日木曜日

論文引用ランキング

こんなものが発表されています。
これは化学分野でのこの10年間の結果で、
「論文一方あたりの引用回数」で評価するランキングです。

前提として、ある論文が他の論文にたくさん引用されたということは、
その引用された論文は価値が高いもの、という考え方があります。
必ずしもそれが正しいかというとそんなことはないのですが、
よく使われる指標で、このランキングではその方法を採用してランク付けをしているわけです。
また、このランキングでは論文50報以上を出した人が対象なので、
まだ若い研究者は出てきません。

というわけでこのランキングが研究者の価値を決めるわけではありませんが、
このランキングで上位に入っているということは
間違いなくすごいことなのです。
ちなみにノーベル賞を取った野依先生が22位に入っています。

うちの先生も40位くらいにのっています。
普段みてるとふつーの人(地下鉄に乗って普通に出勤してたり。。。)にしか見えないのに、
こうやってみるとやっぱしすごいなーと改めて思いました。

2011年2月20日日曜日

日本人ポスドクがよく働く理由

日本人ポスドクはよく働く、というのが欧米人の一般的な認識のようです。
もちろん全員ではありませんが、いままわりを見まわしてもその傾向はあると思います。
あと、中国人と韓国人も。アジア人全般、そんな感じのようです。

個人的にはそれは民族性というよりも、それ以外の事情もあるのではないかと思います。
ここでも原因になりうるのが英語が不自由であるということ。

うちの研究室では大体2週に1回、教授への報告会があります。
そこで、その期間中の実験結果を報告し、いまうまくいってないこととか、
次にどうするとかを話をして軌道修正しつつ、研究を続けるわけです。

基本は新しい反応を求めて研究をしているので、
予想しないこととか、なんでそうなったのかわからないことが起きるわけです。
また、実験のテクニック的なところが原因でつじつまの合わない結果が
出てしまったりすることもあります。

そうなると、また英語ができないと困るわけです。
ちゃんとうまくいった結果なら報告は簡単です。
でも、「つじつまが合わないことになった」とかなると大変です。

そんな時どうしたらいいのか。
それは、さらに実験をして結果を出し、
よくわからなかったことを分かるようにするのです。

こういうわけで特に英語の苦手な日本人は、それをカバーするためにも、
一生懸命働くのではないかなあとふと思ったわけです。

ジャスティン ビーバー (Justin Biever)

アメリカで流行っているJustin Biever
Wikiにも書いてありますが、You Tubeに自分のうたっているビデオを投稿して、それが認められて
歌手?になったという若者です。

テレビを見ないのであまり分からないのですが大人気だそうで、
まだ若いのに、いろんな賞をもらっているそうです。
感じ的にはジャニーズのタレントみたいですが、どうも音楽的にもとてもすごいらしい。

で、最近彼はうちの研究室にポスドクとして新しく入ってきました。
その写真がこれ。


冗談です。
あるポスドク君がアマゾンで、Justin Bieverの等身大パネルを購入($40らしい。た、高い。。。)し、
学校で組み立てて研究室に飾ってあります。
白衣を着せれば完璧。
そして一緒に写真撮影してもらいました。

こんなことをしていると、
いまさらながら、「ああ、会社じゃなくて学校にいるんだなあ」
と思ってしまいます。

ちなみに教授は2週間ほど出張中で、学校に来ません。
ご安心ください。

Klondike bar

先日のスーパーボウルパーティーに持っていったアイスクリーム。
それを見た大学院生が「お、Klondike bar, perfect!」と喜んでくれました。

よくわからず近所のスーパーで買っていったのですが、
調べてみるとアメリカでは定番のアイスクリームみたいです。
味は、、、
甘いです。
わざわざ買って食べるほどのことはありません。
タダのアイスです。

2011年2月9日水曜日

(ほぼ)初対面の人への質問

大学の研究室にいるせいか、
研究室の飲み会みたいなのに家族や交際している相手なんかを気軽に呼んできたりします。
で、こっちに来てすぐのころにヨメと二人で参加した飲み会みたいなので聞かれました。
「で、二人はどこで出会ったの?」

まだ会ってそれほど日がたっていない人が平気で聞いてきます。
まあ、そこでオロオロする必要もないので、かくかくしかじかこういうわけで、と説明するのですが、
それにしてもそんなこといきなり聞くか?と思っていました。

が、最近ヨメが英語の学校で先生から聞いてきた情報によると、
アメリカ人の方々は、そういう二人の馴れ初め、みたいなのをとても楽しみにしているそうです。
どんなドラマチックな話が聞けるのだろうかとワクワクしているらしい。

ううむ。不思議な人たちだ。。。

ということで、アメリカにやってきたらこの手の質問をいきなりされる可能性がありますので
心のご準備をよろしくお願いいたします。

同じ名前

うちの研究室はいま人数が増えていて、22人います。
みんな国籍はバラバラなのに、
驚いたことに同じ名前(ファーストネーム)の人が3人います。

オーストラリア、ドイツ、ロシア人のAlex氏です。
ドイツとロシアは近いからありえそうだけど、
オーストラリアでもAlexとは。

紛らわしいので、Alexにラストネームのアルファベット一文字をつけたり、
ロシアのAlexとか呼んだりしています。
いや、ややこしい。

日本人の名前が他の国の人とかぶる可能性は
限りなく低いので安心です。

関係ありませんが、名前で思い出しました。
日本人の名前の中でも、外人さんには呼びやすいのと呼びにくいのが存在します。
幸運なことに私の名前は呼びやすいらしく、みんなすぐに覚えてくれます。
でも、ちょっと彼らの慣れない名前になると発音もままなりません。
そんなときは、名前をはしょったりして、呼びやすい形にして
「こう呼んでくれ」と初めから言ってしまう方が簡単です。

スーパーボウル パーティー

こないだの日曜日はスーパーボウルの日でした。
スーパーボウルというのは、アメリカンフットボール(NFL)の最高峰を決める試合です。
野球の日本シリーズみたいなもんですかね。
でもスーパーボウルは1試合だけです。

さて、アメリカではスーパーボウルパーティーなるものがあると聞きました。
バリバリのアメリカ人(アメリカ生まれ、アメリカ育ち、大学院に来るために初めて生まれ育った地を離れた)大学院生から「スーパーボウルパーティーに来ない?」と誘われて
その存在を初めて知ったのですが。

その名の通り、みんなで集まって夕食を食べながらテレビでスーパーボウルを見て楽しむ、
というものです。驚くべきほどのものではありませんが、個人的には「なんだそりゃ?」というのが
率直な感想です。

食事といってもどうせピザかなんかだろうなと思っていたら予想通り。
デリバリーのピザ、コーラ、ポテチ、とアメリカンなモノのオンパレード。
そうなることを見越してみんなの分のアイスクリームを買って持っていったらみんな喜んでくれました。ボクもアメリカ人の気持ちが少し分かってきたのかもしれません。

ここで、久々にドクターペッパーを飲みました。
コーラみたいな、でももっと薬臭い感じの飲み物で、
その大学院生が大好きな飲み物です。
日本でも売っています。
かなり昔に日本で飲んで、「こんなまずいものはもう飲まない」と思っていたのですが、
たまたま2Lのペットボトルが置いてあり、他に開封済みの飲み物がなかったので、
久々に一口飲んでみた。

。。。
意外とうまい。
危ないなあとは思っていたものの、
やっぱり味覚が完全にやられてしまっているようです。
アメリカに長居するのは、やっぱりあまり良くないような気がしてきた。

話がそれた。

スーパーボウルのすごいところは、ハーフタイムショーが豪華なところ。
いまアメリカで超売れているバンドの人たちがちょっとしたコンサートをしちゃったりします。
それから、TVのCMもすごく力を入れているそうで、
それを楽しみにTV中継を見るのだそうです。

ところで、スーパーボウルのチケットは手に入るのかと聞いてみた。
すると、$2000くらい払えば、買えるらしい。
でも、試合を見ていた誰一人として実際に見に行ったことはないみたいでした。

で、結局試合の最後まで見て、
そのままお開き。
なんだか不思議なパーティーでした。

2011年2月3日木曜日

Dim Sum (写真付き)

前にも書いたDim Sum。
最近また行ってきました。


ひろーいホールみたいなところにテーブルと椅子がおいてあって、
その周りをおばちゃんがワゴンを押しながらうろうろしています。
で、食べたいものが見つかったら「これ」と言って料理を受け取り、
その代わり伝票にハンコを押されます。
なんだか夏休みの朝のラジオ体操みたいに
マス目がいっぱいある紙にハンコです。
料理によって値段が違い、小、中、大、特大?みたいな区分わけがされています。
ちなみに写真に写っている春巻きはずっしり重いのが3本のっていて、
4.5ドルくらいです。
山もりの焼きビーフンも4.5ドル。



一皿一皿がとても大きいので、二人で行くとあまりいろんな種類が食べられないのが難点です。
でも、ちょっと調子に乗って頼みすぎても大丈夫。
お持ち帰りもOKで、頼んだらこんな入れ物をくれます。


やっぱりもうちょっと友達を誘って大人数で行こうと思います。
 

2011年2月2日水曜日

積雪

ことしのボストンの積雪量は例年とくらべてすごく多いらしい。
1週間に1回はSnow Stormがやってきて、10センチから20センチくらい雪が積もります。
道は除雪されるので大丈夫なのですが、
その雪が道端に山積みになります。
こんな風に

そして、頭上を見上げるとつらら注意報が。


学校の実験室から見える景色もすっかり雪国です。
ということで、冬の間は外に出るのはあきらめて、
しばらくまじめに仕事をしようかなあと思います。