久々にポスドク候補がインタビューを受けにやってきました。
今回はアメリカの有名な研究室の大学院生で、いっぱい論文を出していたりする期待の候補者。
(履歴書とか業績リストがすでに教授から送られてきていてみんな読める)
かとおもったら、みんなの反応はすでに微妙。
履歴書を見ていたら、ものすごい主張が激しいことに気がつきました。
ぼくはこんなこともできて、あんなこともできて、
「たくさんの仕事を時間管理して同時並行でうまく進めることができる」とか。
これはいくらなんでも。。。と思ってみんなにきいてみたら、やっぱりあまり一般的ではないとのこと。
履歴書(CV)には、基本的に事実のみを記載し(教育の履歴とか)、
人の主観で判断されてしまうようなことは応募書類(application letter)に書くのが普通だそうです。
しかも、いくらそこで「僕はすごい」と主張しても、担当教授の推薦状の内容が微妙だったりすると
意味がないのだそうです。
教授などの推薦状は基本かなり正直に書いてあり、その内容は本人は見れないのが普通らしい。
本当のことを書かないで過大評価した推薦状を信じて採用したあとで、その推薦状の内容がウソだったことが分かると、その教授の信用がなくなるので、みんな正直に書くのだそうです。
ということで、なんとなく「海外ではみんな主張が激しい」というイメージがありますが、
いつでもどこでも必死に主張するのではなく、主張する場所を適切にしないと
ちょっと残念なことになってしまうようだ、ということが分かりました。
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