最近、インド人のポスドクが2人もやってきました。
しかも、二人とも会社からの派遣。
会社の名前を聞いたら、聞いたことのある会社で、原薬の委託先として
聞いたことのある会社でした。いやーびっくりびっくり。
さて、これは有名な話かもしれませんが、インド人の英語は非常に聞き取りにくいです。
アメリカ人は彼らの英語を「アクセントが強い」というのですが、
なにしろ聞き取りにくいです。
ネイティブスピーカーですら「最初は何を言っているのか分からなかった」というくらいなので、
僕らに分からないのも仕方ありません。
個人差もありますが、今回の2人のうち1人は特に"アクセントが強"く、何か聞かれたときに聞き返したのにそれでも何を言っているのかサッパリわからない、ということがしょっちゅうで困ってしまいます。
実はこれはインド人だけの問題ではありません。
たとえば、スペイン人の英語、フランス人の英語、ドイツ人の英語、ロシア人の英語、イギリス人の英語もみんな特徴があって、それぞれ慣れないと、最初は何を言っているのか分かりません。
たとえば数字の30のことを"thirty"といいますが、あるロシア人はどう聞いても「たーてぃー」と言っています。スペイン人は、"temperture"のことを「てんぺらトゥー」と言っています。
ドイツ人の英語は、どう聞いてもドイツ語にしか聞こえません(高校時代にドイツ語をすこし勉強していたので何となくドイツ語っぽいということだけは分かる)。
おそらく彼らの母国語の影響を受けているのだと思われます。
でも、彼らの口から「いや、ボクは英語が苦手でねえ」という言葉を聞いたことがありません。
自分の英語が相手に伝わらなかったとき、日本人は「ボク、英語は苦手だから」みたいなことをついつい言ってしまいますよね。私もそうでした。
が、「英語できません」と言うこと自体全く意味がないという気がしてきました。
英語が得意かどうかは、話してみたら分かります。
そして、最悪、つたない英語でも、最終的に意思の疎通が完了すればそれで問題ないのです。
大事なのは意思が伝わったかどうか、です。
ということに気づいてから、私は「英語が苦手で」と言わないようにしています。
言ったことが通じないことはありますが、まあ、それは言いなおせばいいわけで。
あまりこちらが卑屈になることなく、堂々としゃべろうと思う今日この頃です。
0 件のコメント:
コメントを投稿