たまには真面目な話を。
どういう課題を設定して仕事をするのか、ということがとても大事だと感じています。
たとえば、ある反応の研究をしたいと考えているとします。
じつは何の研究をしようかと決める時点で、どのていどの成果が出るかは完全にではないものの、大方決まってしまいます。
有名な研究室の教授は、有名な雑誌に論文を連発します。
で、それはたまたまいい結果が出たからというのもありますが、
それだけではなくて、有名な雑誌に載るような仕事に挑戦して、それでうまくいったということなのだなあと思います。基本的には研究は、どれがうまくいくのかはやってみないと分かりません。
でも、うまくいったらどの程度のインパクトのある仕事になるのかを考えて選択することが
そういった教授たちを有名な教授たらしめているのだと思います。
仕事を始める前に、着陸地点を見定めているような気がします。
基本的に会社では仕事は選べないのですが、
せめて、「これをこうやったらこうなる」とか想像力を働かせて、
最初によく考えるということをするとしないとでは
また結果は変わってくるのではないでしょうか。
アカデミックの世界をこの1年以上じっくり見ていて、そんなことを思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿