前にも書いたかもしれませんが、
今所属している研究室にはアメリカ生まれ、アメリカ人育ち、といういわゆる「アメリカ人」があまりいません。数えてみると、19人のうち7人です。
もちろん、他の研究室もそんなかんじです。
教授にしてもアメリカ人でない人が結構多いです。
日本には、日本人ではない教授って、滅多にいないですよね。
もちろん言葉の問題があるからというのもありますが、えらい違いです。
研究をするならやはりアメリカの大学、というのはおそらく世界的に認められていることだと思います。でも、こうしてみるとアメリカの大学の研究を支えているのは確かにアメリカ以外から来た人たちなのだなあ、ということが良くわかります。
アメリカの何がすごいのか。
それは、研究をするためにお金と人を集めることのできるシステムを作り上げたことだと思います。
半分冗談だとは思いますが、あるエッセイにこんなことが書かれていました。「アメリカ人は給料の額で職を選ぶ。そうすると、銀行、証券とかでみんな働きたがる。大学を出てからさらに5年も、休みもろくにない大学院生の生活に耐えてPh.Dをとり、その先を見ると銀行マンと比べてそれほど給料が高いわけでもない。おまけに休日もあまりない。そんな研究者の生活は彼らにとっては全く魅力がない職業なのだ。だからアメリカで働く研究者はアメリカ人でない人が多いのだ」と。
ちょっと言いすぎのような気もしますが、まあ、わからないでもありません。
Harvardの研究室に日本の製薬会社から派遣されてきている人がいて、
話を聞いていると、やはりどこも拘束時間が長いようです。
それでもパリトキシンのころに比べるとましだそうで、日曜が休みだと言っていました。
むかしは平日は朝9時から深夜12時、日曜日は朝9時から夜18時が勤務時間。
つまり、休日はなし、だったそうです。。。
話がそれました。
アメリカ人、の話でしたね。
そうそう。こういったシステムをきちんと作ること、
というのは会社の仕事でも一緒だなあ、と思ったわけです。
帰国したらいろいろ試してみようと思います。
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